ケーブル

 

ケーブル ( けーぶる )     ケーブルについてまとめて読む

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2009年11月15日 00:50:10
2010年01月4日 07:45:01
2009年10月31日 21:41:12
2009年11月1日 11:17:02
2009年05月29日 21:56:26

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華厳滝 - 幸田 露伴
  • ...らそこを經て中禪寺へケーブルカー敷設の企てがある。それが成就すれば、八分乃至十二三分で馬返しから中禪寺へ行く事が出來るやうになる筈であるとのことだ。五郎兵衞老人の工事は誠意と勇氣との自力で出來たのだが、この工事は資本と巧智との衆力で出來るのである。出來上つた上はいづれも感謝に値するが、ケーブルカーの工事が勝景の風致の上に十分の考慮を拂つて施行されんことを望む。叡山筑波山の如きは無くもがなのものだといふ評さへ聞くが、こゝのは蓋(けだ)し出來れば出來た方が婦女老幼のために甚大の利を餽(おく)ることにならう。  歸路(きろ)についた。白雲の瀧、かさゝぎの橋は矢張り好い感じを人に與へる。歸りは上りに...
二つの正月 - 寺田 寅彦
  • ...のK氏であった。このケーブル線路の上の方の部分は近頃の噴火に破壊されていたので徒歩の外に途はなかった。風があまりに強いために他の乗客は皆登山を断念して引返したので結局この二人の日本人だけが登ることになった。地理学書でもまた物語でも読んで知っていたアトリオ・デル・カヴルロとかソマムとか、こういう名前も何となく嬉しく、また地質学者から教わる色々の岩石の名前も珍しかったと見えてよく覚えている。紺碧のナポリの湾から山腹を逆様(さかさま)に撫で上げる風は小豆大(あずきだい)の砂粒を交えてわれわれの頬に吹き付けたが、ともかくも火口を俯瞰(ふかん)するところまでは登る事が出来た。下り坂の茶店で休んだときにそ...
伊香保 - 寺田 寅彦
  • ...て見ようといふので、ケーブルカーの停車場のある谷底へ下りて行つた。此の谷底の停車場風景は一寸面白い。見ると、改札口へ登つて行く階段だか斜面だかには夥しい人の群が押しかけてゐる。それがなんだか若芽についたあぶら蟲か、腫物につけた蛭の群のやうに、ぎつしり詰まつて身動きも出來さうにない。それだのにあとから/\此處を目指して町の方から坂を下りて來る人の群は段々に増すばかりである。此の有樣を見て居たら急に胃の工合が變になつて來て待合室の腰掛に一時の避難所を求めなければならなかつた。「おぢいさんが人癲癇を起こした」と云つてSが笑出したが、兎も角も榛名行は中止、その代りつい近所だと云ふ七重の瀧へ行つて見るこ...
五色温泉スキー日記 - 板倉 勝宣
  • ...。頭上には硫黄を運ぶケーブルが動いている。ウ氏がつるさがってくる飛行船のような薪のたばを指して「ほらツェッペリン」と遠くのほうから愛嬌をいう。パンをほおばりながら見ると、わが眼界に遠くの山々が真白にいかにも地球のしわのごとく凸凹を見せて、そのまたさきに平野が美しく横たわって見える。こういうところから見ると、山は全く地球の襞だと合点される。天体から見ると無いといってもいいような地球の上にまたあんな襞がある。その一つの凸凹さえわれらから見ると大変な大きさだ。こうやって見ていると地球の外から地球を見ているような気がする。空をとおる雲足がむやみと速くなった。太陽が顔を出すと暖かい光がこごえた身体には大...
夜泣き鉄骨 - 海野 十三
  • ...た。 「電纜工場(ケーブルこうば)は、夜業をやってるぜ」 「満洲へ至急に納めるので、忙しいのじゃ」  誰かの声に、そっちを見ると、電纜工場だけが、睡り男の心臓のように、生きていた。高い、真黒な大屋根の上へ、鉛(なまり)を鎔(と)かす炉(ろ)の熱火(ねっか)が、赫々(あかあか)と反射していた。赤ともつかず、黄ともつかぬ其(そ)の凄(すさ)まじい色彩は、湯のように沸(たぎ)っている熔融炉(ようゆうろ)の、高温度を、警告しているかのようであった。 「組長さん」組下の源太が云った。「おせいさんは、もう身体は、いいのですかい」  おせいは、実は、わしの妾(めかけ)だった、だが、世の中の妾とは違...


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