コロニー

 

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2010年01月24日 00:55:00
2009年12月18日 22:41:06
2010年01月2日 03:25:00
2009年12月27日 01:16:07
2010年02月5日 21:06:13

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「コロニー」を含む小説

ヤトラカン・サミ博士の椅子 - 牧 逸馬
  • ...冠植民地(クラウン・コロニー)の王冠(クラウン)で、そして、それは、前総督ヒュー・クリフォード卿(きょう)によれば「東洋のチャーリン・クロス」でもあった。各会社大客船の寄港地。貨物船による物資の集散。濠州(ごうしゅう)、あふりか、支那(しな)、日本への関門。そうです。十六世紀に、葡萄牙(ポルトガル)人がここの海岸へ城塁を築きました。それを、あとから和蘭(オランダ)の征服者が改造しました。そしておらんだ人は、いま市場区(ペタア)のあるところを自分たちの住宅街ときめて、市内湖に浮かぶ「奴隷の島」で、土民を飼い慣らしました。が、いぎりす旦那(マスター)が見えるようになってから、治世は一変しました。英...
浅間山麓より - 寺田 寅彦
  • ...に繁茂していた植物のコロニーが、ある年の大噴火で死滅し、その上に一メートルほどの降砂が堆積した後に、再び植物の移住定着が始まり、その後は無事で今日に到ったのではないかという気がする。  峰の茶屋には白黒だんだらの棒を横たえた踏切のような関門がある。ここで関守(せきもり)の男が来て「通行税」を一円とって還り路の切符を渡す。二十余年の昔、ヴェスヴィアスに登った時にも火口丘の上り口で「税」をとられた。その時はこの税の意味を考えたが遂に分からなかった。この峰の茶屋の税もやはり不思議な税の一つである。あとで聞くとこれは箱根土地株式会社の作った道路で専用道路だからとの事であった。  峰の茶屋から先の浅...
あひると猿 - 寺田 寅彦
  • ...い。ことしはあひるのコロニーが優勢になって鶺鴒の領域(テリトリー)を侵略してしまったのではないかと思われる。同じような現象がたとえば軽井沢のような土地に週期的にやって来る渡り鳥のような避暑客の人間の種類についても見られるかどうか。材料が手に入るなら調べてみたいものである。 (昭和九年十二月、文学) 底本:「寺田寅彦随筆集 第五巻」小宮豊隆編、岩波文庫、岩波書店    1948(昭和23)年11月20日第1刷発行    1963(昭和38)年6月16日第20刷改版発行    1993(平成5)年10月15日第61刷発行 入力:田辺浩昭 校正:かとうかおり 1999年1...
御返事(石原純君へ) - 寺田 寅彦
  • ...ると、周囲のラウベンコロニーの青い小屋からドイツ人の男女がぞろぞろ出て来た。  なんだかこんな風な夢であったのですが、今この新短歌を読んでいると、不思議にこの夢を想い出し、そうしてこれらの詩の中に私の夢のどうしても想い出されないかけらが隠れているのではないかという気がするのです。 『立像』の詩はおそらくそういう風な、常套の言葉で現わしにくいものを表現しようと狙っているのではないかという気がしました。  ただ、見馴れない吾々にはどうもあまりひねり過ぎたと思われるような、あるいは無用に誇張したと思われるような辞句が目に立って、却って感興をそがれるような気のするのもありました。一体にもう少し修...
郷土的味覚 - 寺田 寅彦
  • ...の一つにはこの楊梅のコロニーがあるのである。  色々の木の実を食ったことを想い出す。昔の高坂橋(たかさかばし)の南詰に大きな榎樹(えのき)があった。橙紅色の丸薬のような実の落ち散ったのを拾って噛み砕くと堅い核の中に白い仁(にん)があってそれが特殊な甘味をもっているのであった。この榎樹から東の方に並んで数本の大きな椋(むく)の樹があった。椋の実はちょっと干葡萄のような色と味をもっている。これが馬糞などと一緒に散らばっているのを平気で拾って喰うのであった。われわれ当時の自然児にはそれが汚いともなんとも思われなかった。これらの樹の実を尋ねて飛んで来る木椋鳥(こむくどり)の大群も愉快な見物であった。...


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