シベリア

 

シベリア ( しべりあ )     シベリアについてまとめて読む

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2009年11月5日 15:25:30
2010年01月17日 22:36:04
2010年01月23日 20:06:04
2010年01月23日 20:11:47
2009年10月17日 14:30:01

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「シベリア」を含む小説

赤耀館事件の真相 - 海野 十三
  • ...と言って、西伯利亜(シベリア)鉄道を利用することも、米国まわりにすることも、私の健康が許されそうもなかったので、矢張り四十日を費して欧州航路を逆にとることにしました。このことは電報の中に書いて置いたのです。  一方、兄の急死によって陰鬱(いんうつ)さを増した赤耀館では、雇人が続々と暇を願い出ました。嫂も百合子も、盛んに慰留しましたが、彼等はどうしても止(とど)まろうとは申しません。勝見は嫂や百合子と雇人たちの間に立って苦しんでいましたが、遂に彼自身すら、暇を願い出るようなことになりました。 「勝見さんも止したいというの。皆の真似(まね)をしなくてもいいでしょう」と百合子が皮肉めいた口を利き...
永遠のみどり - 原 民喜
  • ...)ねてみた。ここにはシベリアから還った弟夫婦が住居しているのだった。  翌朝、彼が縁側でぼんやり佇(たたず)んでいると、畑のなかを、朝餉(あさげ)の一働きに、肥桶(こえおけ)を担(かつ)いでゆく兄の姿が見かけられた。今、彼のすぐ眼の前の地面に金盞花(きんせんか)や矢車草の花が咲き、それから向うの麦畑のなかに一本の梨(なし)の木が真白に花をつけていた。二年前彼がこの家に立寄った時には麦畑の向うの道路がまる見えだったが、今は黒い木塀(きべい)がめぐらされている。表通りに小さな縫工場が建ったので、この家も少し奥まった感じになった。が、焼ける前の昔の面影を偲(しの)ばすものは、嘗(かつ)て庭だったと...
モスクワ印象記 - 宮本 百合子
  • ...最大原因だ。我々は、シベリア鉄道以来の練習でできるだけたがいの存在を神経の埒外に放逐し、ながいモスクワの冬のよなよなを暮す。しかし、私はものが書けぬ。Yは無遠慮に発音練習をやることができない。これは不便だ。しかも、厳然たるわれらの経済が結論するところの不便だから、Yも私も、互に向ってヒステリーを起す権利がない。私は自分の内攻的ヒステリーを少し整理して、田舎者のハンカチーフのような青格子縞のテーブル掛の上で考える。  私の胸のうちでは日本が、極めて心臓に近い場所でなんともいえず脈々と動きはじめる。黙って頬杖をついてテーブル掛の麻糸のほつれをぽつねんとよってはいられなくなる。私はYを呼ぶ。  ...
モスクワの辻馬車 - 宮本 百合子
  • ...で云った。  ――シベリアの中途で鼻がクスクスしたらこれなめて寝床へもぐってなさい! 明日ステーションで会うけれど。  ――あ、リーダ、あんた五ルーブリこまかくしてくれない?  一旦出かけたのを戻って日本女がきいた。  ――私馬車へ二ルーブリ払わなけりゃならないんだけれど、きっと釣銭がないって云うだろうから。  引こんで、三ルーブリ札を二枚もったリーダが廊下へ現れた。  ――さ、これ!  ――どうして? 六ルーブリじゃないの!  ――かまやしない。三ルーブリの札しかないのよ、今私んところにも。  ――じゃ、ありがとう。貰っとく。  リーダは階段のところまでついて来て日本語で...
巴里まで - 与謝野 晶子
  • ...卷煙草と、西伯利亞(シベリア)の木で造られた煙草入とが机の上に置いてある。是等が黄色な灯で照されて居るのを私は云ひ知れない不安と恐怖の目で見て居るのであつた。終ひには兩手で顏を覆(おほ)うてしまつた。ふと目が覺めて時計を見ると八時過であつたから私は戸を開けて廊下へ出た。四つ目の室に齋藤氏が居る。其前へ行くと氏が見附けて直ぐ出て來た。食事が未だ濟まないと云ふと、食べないで居ると身體(からだ)が餘計に疲れるからと云つて、よろよろと歩く私を伴(つ)れて氏は一度|濟(すま)して歸つた食堂へ復(また)行つた。機關車に近いので此處は一層搖れが烈しいやうである。スウプとシチウとに一寸口を附けた丈で私は逃げる...


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