スタンド

 

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2009年11月22日 19:51:04
2010年01月9日 10:46:11
2010年01月9日 12:45:04
2010年01月15日 19:35:02
2009年10月18日 14:10:00

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「スタンド」を含む小説

能面の秘密 - 坂口 安吾
  • ...せん。小さな豆電球のスタンドかと思いました」 「奥さんはずッと無言だね」 「そうです」 「ヤ、いろいろ分りました。それから浩之介さんのことですが、事件の晩十一時ごろ道で会って一しょに帰ってきたのは本当ですか」 「それはまちがいありません。熱海銀座と駅から山を降りてくる道のぶつかるところがあるでしょう。ちょうどあのへんを山手の方へ歩きかけていたのです。あのへんから乃田さんの邸まではまだかなりの道です。それで登り坂ですから、ビッコのあの人の足では相当の時間がかかるんですよ」 「火事の時はねていたのかね」 「ええ、消防車がきて叩き起されるまで知らずにいました」 「それでいろいろ分りかけ...
赤外線男 - 海野 十三
  • ...枕許(まくらもと)のスタンドを点(つ)けて寝るものですから、それで判ったのです。私は吃驚(びっくり)して跳ね起きました。すると、あの赤外線テレヴィジョン装置がグラグラと独(ひと)り手(で)に揺(ゆ)れ始めました。オヤと思う間もなく、装置の蓋(ふた)が呀(あ)ッという間もなく宙に舞い上り、ガタンと床の上に落ちました。私が呆然(ぼうぜん)としていますと、今度はガチャーンと物凄(ものすご)い音がして、あの装置が破裂したんです。真空管(しんくうかん)の破片(はへん)が飛んできました。大きな廻転盤が半分ばかりもげて飛んでしまう。つづいてガチャンガチャンと大きなレンズが壊(こわ)れて、頑丈(がんじょう)な...
南路 - 宮本 百合子
  • ...待合室に戻り、売店(スタンド)で絵葉書を書いていると、急に後から賑かな足音が、入り乱れて聞えて来た。  何か喋り喋り、陽気に笑う若い女や男の活々した声が、まるで厳しい建物に落ちる歓びの流れのように感じられる。 「何なの?」  ペンを持ったなり振返って見、自分は思わず良人と眼を見合わせて微笑んだ。  結婚したばかりの花嫁花婿を、新婚旅行に送り出すために、華やかに興奮した友達の一群れが、花環のように若い二人を取繞いて来たのである。  何か囁いては、仲間の一人が、新婦の頸元に花の粉をふりかける。身を捩る、笑う、手を叩く。ひらひらする銀色のレースや飾紐(リボン)や小さい袋が、仄かな明りの裡で...
壊滅の序曲 - 原 民喜
  • ...な緞子の炬燵蒲団が、スタンドの光に射られて紅く燃えてゐる、――その側に、気の抜けたやうな順一の姿が見かけられることがあつた。その光景は正三に何かやりきれないものをつたへた。だが、翌朝になると順一は作業服を着込んで、せつせと疎開の荷造を始めてゐる、その顔は一図に傲岸な殺気を含んでゐた。……それから時々、市外電話がかかつて来ると、長兄は忙しげに出掛けて行く。高須には誰か調停者がゐるらしかつた――が、それ以上のことは正三にはわからなかつた。  ……妹はこの数年間の嫂の変貌振りを、――それは戦争のためあらゆる困苦を強ひられて来た自分と比較して、――戦争によつて栄耀栄華をほしいままにして来たものの姿と...
陳情書 - 西尾 正
  • ...)のシェエドを被うたスタンド・ランプが仄かな灯を放ち、薄汚ない壁には、わたしゃあなたにホーレン草、どうぞ嫁菜になり蒲公英(たんぽぽ)、云々の戯句(ざれく)が金粉模様の短冊に書かれて貼って有りました。私は外面何気無く粧い其の戯句を繰返し眺め乍ら、今迄|階下(した)に居た眼鏡を懸けた丸髷の女も客をとるのか、と第一の質問を発して見ました。すると女の答えるには、其の眼鏡を懸けたおふささんには、既(も)う情人が付いて居て、其の夜も其の男の来るのを待って居るとの事で有りました。此の家で馴染に成ったのか、と重ねて訊きますと、ええそうよ、今は迚(とて)も大熱々の最中よ、フリのお客なんかテンデ寄せ付けないわ、貴...


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