ストック

 

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2009年12月6日 16:26:39
2009年12月5日 07:26:14
2009年05月27日 17:25:30
2009年12月15日 22:16:07
2010年01月16日 05:56:11

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戦雲を駆る女怪 - 牧 逸馬
  • ...(かな)うための一大ストックを備えていた。あらゆる種類の産地と年代のワインは元より、火酒(ウォッカ)、椰子酒(アラック)、コニャック、ウイスキイ、ジン、ラム、テキラ――それに、Saki まであった。このサキというのは、酒のことだ。ことによると、マタ・アリの手から、この「サキ」の饗応(きょうおう)を受けた日本の大官もあるかもしれない。  英国の密偵であるという嫌疑の深いエリク・ヘンダスン少佐をものにして、ある秘密を聞き出すべき内命を受けたマタ・アリは、いまソフィア地方へ急行しつつある。         4  H21というのが、ドイツの間諜(かんちょう)細胞としての、マタ・アリの...
大菩薩峠 35 胆吹の巻 - 中里 介山
  • ...らかんとして、物品をストックしている体(てい)は少し変です。  しかし、その取引は取引として、お銀様が何物も持つことなくして、この城あとの大手の崩れ門から入ると、早くも戞々(かつかつ)として斧の音、鑿(のみ)の響が伝わります。  邸内は今し、盛んな普請手入れの時と思われます。  大手の崩れ門から入ったお銀様は、鷹揚(おうよう)として、この領土をわがもの顔の気位は更に変りないところを以て見れば、この普請、手入れ、斧の音、鑿の音というものも、他人のものではなく、自分の権力によって動かされている物の音だと聞かないわけにはゆきますまい。事実――お銀様のこの間中の理想と、計画と、実行とが、ここにこ...
戦時旅行鞄 ――金博士シリーズ・6―― - 海野 十三
  • ...んなボロ飛行機は只今ストックになって居りませんので……」 「無いのかい。そ、それを早くいえばいいんだ。この忙(せわ)しいのに、だらだらとくそにもならん話をしてわしを引きつけて置いて……ほう、早く行かにゃ、大先生と約束の時間に、○○へ入市できないぞ」  博士は腕に嵌(は)めた大きな時計を見、例の大きな三つのトランクを軽々と担ぐと、大急ぎで飛行場を出ていった。  後を見送ったサービス係は、長大息(ちょうたいそく)と共に小首(こくび)をかしげ、 「でも力のある老人じゃなあ。あの大きいトランクを、軽々と担いでいくとは……」  金博士の姿は、こんどは埠頭(ふとう)に現れた。幸(さいわ)いに八千...
田園の幻 - 豊島 与志雄
  • ...。小布や化粧品などのストックをたくさん持ってるとの噂もある。川崎あたりの工場か酒場かに働いていた娘の花子を呼び戻してから、居酒屋をも兼業した。長男夫婦は別居して、律気に農業をやっている。  その居酒屋に、私は何度か立ち寄って、土間の汚い木卓で飲んだ。花子がお燗をしてくれ、時にはお酌をしてくれる。  丸みがかった顔に、眼が大きく目立つ、色の白い女である。眼が目立つといっても、奥深い色を湛えてるとか、視線が鋭いとかではなく、ただ円く大きく見開かれてるだけだ。見ようによっては、人をくった擦れっからしらしいところもあるようだし、また、案外初心らしいところもあるようだし、また、どこか釘が一本足りない...
二つの手紙 - 芥川 竜之介
  • ...よく似ているのは、ロストックで数学の教授をしていた Becker に起った実例でございましょう。ベッカアはある夜五六人の友人と、神学上の議論をして、引用書が必要になったものでございますから、それをとりに独りで自分の書斎へ参りました。すると、彼以外の彼自身が、いつも彼のかける椅子(いす)に腰をかけて、何か本を読んでいるではございませんか。ベッカアは驚きながら、その人物の肩ごしに、読んでいる本を一瞥(いちべつ)致しました。本はバイブルで、その人物の右手の指は「爾(なんじ)の墓を用意せよ。爾は死すべければなり」と云う章を指さして居ります。ベッカアは友人のいる部屋へ帰って来て、一同に自分の死の近づいた...


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