スフィンクス

 

スフィンクス ( すふぃんくす )     スフィンクスについてまとめて読む



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2009年11月14日 22:40:00
2010年01月8日 07:31:15
2009年12月6日 07:11:00
2010年01月4日 21:15:03

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「スフィンクス」を含む小説

職工と微笑 - 松永 延造
  • ...は其れからエジプトのスフィンクスを切り抜き出したものである。成程、自分の前には平面なスフィンクスが幾匹か現れて来る、之は物質に形を借りている。唯平面である点に、多量な妄想と空想が盛られているのである。私は何うかせめてバスレリーフとしてのスフィンクスをセルロイドからでも刻み出したい。それは此の惨めで汚い貧困に聊かでも敵対する心の贅沢である。 「厭な人間だ!」私の聴き手は斯う私を舌打ちで鞭打つだろう。けれど、私は一人の病み患う子供の様なものである。肉を蝋にして燃しながら、空想の焔の糧にする程、静かに座っているのが持ち前の人間である。斯んな男に附き纏う貧困こそは悪性のものに相違ない。賭博者、ピスト...
七重文化の都市 - 野上 豊一郎
  • ...の二つの巨像と手頃なスフィンクスが一つ発掘されただけである。メムフィス創始の年代は半ば伝説的で正確なことはわからないけれども、メネスのエジプト統一が(ブレステッドに従って)紀元前三四〇〇年頃だったとすれば、メムフィスは今から五千三百年以前に開けた都だということになる。其処で繁栄は千年以上つづき、中期王朝時代に上流のテバイの新都が始まるまで首都だった。  テバイが首都になると共に、三角州(デルタ)の政治的勢力は衰微し、長い間メムフィスにあった活動力は次第に河を越して対岸に移り、北へ北へと動いて、一つの新しい活発な商業都市を作り出した。バビロンと呼ばれたのがそれであった。バビロンも長くつづき、降...
難船小僧 - 夢野 久作
  • ...変らず茶色の謎語像(スフィンクス)みたいにプッスリしている。無愛相(ぶあいそう)の標本だ。 「あの小僧が乗組んだ船はキット沈むんだそうです。I(アイ)・INA(イナ)って聞くと毛唐(けとう)の高級船員なんか慄(ふる)え上るんだそうです。乗ったら最後どんな船でも沈めるってんでね。……だから今度はこのアラスカ丸が危(あぶね)えってんで、大変な評判ですがね。陸上(おか)の方では……」  これだけ云っても船長の渋紙面は依然として渋紙面である。ネービー・カットの煙(けむ)をプウと吹いた切り、軍艦みたいな顎(あご)を固定してしまった。しかし黒い硝子球(ガラスだま)は依然として俺の眼と鼻の間をギョロリと...
誘惑 - 芥川 竜之介
  • ...て見せる。舌の上にはスフィンクスが一匹。    58  前の洞穴(ほらあな)の内部の隅。岩の壁によりかかった赤児の死骸(しがい)は次第に又変りはじめ、とうとうちゃんと肩車をした二匹の猿になってしまう。    59  前の洞穴の内部。船長は「さん・せばすちあん」に熱心に何か話しかけている。が、「さん・せばすちあん」は頭を垂れたまま、船長の言葉を聞かずにいるらしい。船長は急に彼の腕を捉(とら)え、洞穴の外部を指さしながら、彼に「見ろ」と云う手真似(てまね)をする。    60  月の光を受けた山中の風景。この風景はおのずから「磯ぎんちゃく」の充満した、嶮(けわ)...
虫喰い算大会 - 海野 十三
  • 虫喰い算大会 佐野昌一   自序  本書の中に、「“虫喰い算”大会」の会場が、第一会場から始まって第三十会場まである。われと思わん方は御遠慮なく、第一会場から出発して、智慧だめし、根だめしをなされたい。 「虫喰い算」とは、そもそもどんなものであるか。  簡単にいえば、「虫喰い算」とは、虫に喰われて判読できない数字を、推理の力によって判定する算数学のことである。  但し学といっても、頭の芯がじーんと痛くなり、苦しみのほか、何もないというような詰らないものではない。「虫喰い算」は非常におもしろく楽しいもので、一旦これで遊んだものは、終生「虫喰い算」のうれしい味を忘れ得な


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