ドリアン

 

ドリアン ( どりあん )     ドリアンについてまとめて読む

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2009年12月8日 16:55:01
2009年11月29日 16:46:06
2009年12月15日 19:36:06
2009年12月15日 23:21:06

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「ドリアン」を含む小説

鉄鎚 - 夢野 久作
  • ...もせずに濶歩して行くドリアングレーなぞいう代表的な連中は、もう親友以上に心安くなって、スッカリ悪魔通になってしまったので、そんな連中に比べると、ケチな椋鳥(むくどり)を引っかけて身上(しんじょう)をハタカせるのを唯一の楽しみにしている叔父なぞは、オッチョコチョイの木(こ)っ葉(ぱ)悪魔ぐらいにしか見えなくなって来た。  ……この世には、もっとスバラシイ、偉大な悪魔が実在していないものか知らん……あの叔父のスベスベした脳天へ、鍛冶(かじ)屋の鉄鎚(ハンマー)を天降(あまくだ)らせるか何かしたら、私は差し詰め悪魔以上の人間になれる訳だけど、しかし、一方から見ると、それは立派な親孝行にもなるの...
旅日記から - 寺田 寅彦
  • ...)の臭気があるというドリアンの木もある。巡査は手を鼻へやってかぐまねをしてそして手をふって「ノー・グード」と言い、今度は食うまねをして「ツー・イート・グード」と言う。動物はいないかと聞いたら「虎(とら)と尾長猿(おながざる)、おしまい、finished」といった。たぶん死んだとでもいう事だろうと思った。  水道の貯水池の所は眺望(ちょうぼう)がいい。暑そうな霞(かすみ)の奥に見える土地がジョホールだという。大きな枝を張った木陰のベンチに人相の悪い雑種のマライ人が三人何かコソコソ話し合っていた。  市場へ行く。玉ねぎや馬鈴薯(ばれいしょ)に交じって椰子の実やじゃぼん、それから獣肉も干し魚もあ...
絵姿 The Portrate of Dorian Gray - 渡辺 温
  • ...えるではないか。……ドリアン・グレイと云うのだね?――紹介してくれ給え。』 『ドリアン・グレイは僕の最も親しい友だ。』と画家は憂わしげに云うのであった。『それにこの上もなく純粋で優雅な気質を持っている。彼の素直な生まれつきを、君の不逞な影響で害ねないでくれ、世間は広いのだから、沢山の素晴しい人々がいるに違いない。どうぞ、僕の芸術がもつ程の総ての魅力を与えてくれる唯一の存在、云い代えれば僕の芸術家としての全生命が只管(ひたすら)懸けられているところの彼を僕から奪い去らないでくれ給え。解るだろうね、ハアリイ、僕は君を信ずる。』  2  ドリアン・グレイはモデル台に上って、若い希臘(ギ...
沈黙の塔 - 森 鴎外
  • ...ある Dorian(ドリアン) Gray(グレエ) を見たら、どの位人間の根性が恐ろしいものだということが分かるだろう。秘密の罪悪を人に教える教科書だと言っても好い。あれ程危険なものはあるまい。作者が男色事件で刑余の人になってしまったのも尤もである。Shaw(ショオ) は「悪魔の弟子」のような廃(すた)れたものに同情して、脚本の主人公にする。危険ではないか。お負(まけ)に社会主義の議論も書く。  独逸文学で、Hauptmann(ハウプトマン) は「織屋」を書いて、職工に工場主の家を襲撃させた。Wedekind(ウェデキンド) は「春の目ざめ」を書いて、中学生徒に私通をさせた。どれもどれも危険...
蛸の如きもの - 豊島 与志雄
  • ...パパイヤ、マンゴウ、ドリアン……それほど香気の強い果物は更に南方へ譲って、せめて、木影の凉風に泡盛の一杯。  二階には立派な座敷があるが、入口の土間に、白木の卓を並べた小さな飲み場がある。沖繩料理の白汁をすすり豚肉をつつきながら、泡盛を小杯でなめる。沖繩の人たちが行儀よく屯ろして、小声で話している。戦後、懐郷の念に禁じ難いものもあるであろう。だが、彼等が出て行ったあと、こんどは不行儀なことが始まる。 「ねえ、泡盛は酔いますねえ。泡盛は酔いの仕上げだ。」  縞のネクタイの結び目を乱し、縞のワイシャツを袖口から長く出してる、浅黒い顔の男である。 「ことに、ここのは本場ものですからね。」 ...


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