ハンモック

 

ハンモック ( はんもっく )     ハンモックについてまとめて読む

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2009年12月30日 03:45:07
2009年12月30日 03:45:08
2009年12月31日 01:50:06

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「ハンモック」を含む小説

豆潜水艇の行方 - 海野 十三
  • ...に食べものや、水や、ハンモックなどもつみこまれ、いつでも出かけられるようになっていました。ただ、この豆潜水艇は、まだ台のうえにのっています。艇の下をささえているくさびをはずせば、この潜水艇は、台の上をよこすべりして、ぼちゃんと海へおちて、うかぶようになっていました。つまり、あとは進水式だけがのこっていたのです。  進水式のことを、青木学士も春夫少年も、どんなにか、待ちこがれていました。豆潜水艇は、進水をすませると、そのまま港を出かけることになっていました。もちろん、乗組員というのは、艇長(ていちょう)の青木学士と、それから副艇長の春夫少年の二人きりでありました。  それは、いよいよ明日が、...
孟買挿話 - 吉行 エイスケ
  • ...ると夜は神秘に地球はハンモックのなかで眠りだすのです。すると僕はとんでもない忘れものをしたことに気が付いて象徴的にさえ感じられる露西亜の暗闇を疾走する列車の窓から北欧に向ってわめきたいような衝動にかられるのです。僕はマルセーユのカバレット・トア・ズン・ドルの東洋の女を一人忘れものしたのです。  話の尾を切ってしかつめらしくアダの顔を覗いて見る。するとアダがくすくす忍びわらいして可笑しさがこみあげると、私の脚を嫌というほど蹴って、それからくるりと後向きになるとアダはセルビア戦争で使用したような鼻を鳴らして部屋から飛出してしまった。  それなのにものの一間もがたがたと床を踏んだかと思うと踵(き...
首を失った蜻蛉 - 佐左木 俊郎
  • ...(こずえ)から枝へとハンモックを釣って、その上に寝ていて食っている。だが両方とも、自分が生きるために他の動物を殺すことは少しの躊躇もないらしい。そしてそれが生きようとするものの正義だろう。自分を欺(あざむ)かない意志だろう。生きるための唯一の路だろう……。  俺(おれ)もこのまま就職口が見つからなかったら、屠殺場に行って豚殺しをやる気になるだろう……と彼は思った。だがそれは、蜘蛛が巣を張って蜻蛉や蛾や蝶を捕って食うのとは幾分趣を異にしている。丁度(ちょうど)人間が網を張って魚を獲ったり鳥を捕(と)ったり、鉄鉋で獣を撃ったりする様なものだと彼は考えた。それなら彼は大好きである。あの可愛(かわい...
浮かぶ飛行島 - 海野 十三
  • ...が、ただ一つ残されたハンモックを天井に釣りはじめた時、その隣で寝ていた魚崎や大辻が眼をさました。 「おう、杉田、帰ってきたか。みんなが心配していたぞ」 「杉田、俺のおしゃべりのせいで、貴様が引張られたんだといって、みんなが俺をいじめやがった。そんなことはないなあ、杉田」  が、杉田は、なにも口を開こうとはしなかった。 「おい杉田。どうしたんだ。艦長に対してどう御返事をしたのだ」  杉田はハンモックの中にもぐりこんだ。そして顔を僚友の方へちょっとだけ向けて、 「おい皆。どうもすまん。俺の気のつけようが十分じゃなかったんだ。しかし皆、どうか信じていてくれ。俺だって帝国軍人だ。卑怯なこと...
濡れた葦 - 林 芙美子
  • ...くりかへつてゐたし、ハンモックも吊つたなりだつた。よほど以前から、皆さんゐらつしやらないのですよ、と隣家のものが教へてくれた。  廣太郎は、ハンモックの中へ、帽子や土産物を投げいれて、臺所に二本並んでゐるビールを座敷へ持つて來て、一人で栓をぬいてごくごく飮んだ。なまぬるくて美味くはなかつたけれど、哀しみを誘ふやうなビールの味は、廣太郎をいやがうへにも感傷的にしてしまふ。  整理好きのふじ子が、こんなに部屋の中をとりみだしてゐるのは、自分の出たあと怒つて、子供を連れて姫路へ行つたのかも知れないとおもつた。姫路へ歸つても、ふじ子の實家をたづねてやらなかつた冷さが悔いられたが、いまになつては仕方...


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