マリオ

 

マリオ ( まりお )     マリオについてまとめて読む

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2009年11月1日 21:01:07
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城ヶ島の春 - 牧野 信一
  • ...る時刻になると、忽ちマリオネツトのやうに醉つ拂ひ、厭味(いやみ)な喉を振りしぼつて、ほろゝん、ほろゝんの唄などをうたひ出した容子が、鷹揚な機關手の眼(まなこ)に餘程異樣と映つたのであらう。  ――わたしの、小田原にゐる友達の彫刻家である、何處か微かに白秋さんに似てゐるやうな牧雅雄君は、今でも陶然とする度毎には、おゝ、ほろゝん、ほろゝん、春はほうけて草葺の――といふ唄が名人で、わたしは、その唄のうたひ振りを餘程以前から、彼に習つてゐたのであるが、牧君がうたふと何んな慾深な醉拂ひでも、根生曲りの和尚さんでも、みんな思はず、ほろろん――として、丁字の花の香りに氣づき、煙つた月を見あげずには居なかつ...
エトナ - 野上 豊一郎
  • ...(前世紀の作曲家)とマリオ・ラピサルディ(ガリバルディの先輩)がカターニアの誇りとする人物らしいが、それよりも私にはホメーロスに次いでの大詩人といわれた合唱舞踊歌の完成者なるステーシコロス(ティーシアス)が晩年を此処で送って此処の土となったということの方に親しみが感じられた。しかし、それとても別にしるしがあるわけではなく、ただ伝説である。尤も、伝説の方が怪しげなしるしなどよりわれわれを信用させる場合も少くない。  伝説といえば、シチリアの諸所には神の時代から英雄の時代へかけての伝説がいろいろ遺っているが、カターニアからタオルミーナへ帰る間にもポリプ※ーモスの伝説で有名な地点を通った。それは現...
生ける人形 - 寺田 寅彦
  • ...さぶろう)やダークのマリオネット、ないしはギニョールのパンチとジュデーなどに対する独特の地位を全然喪失してしまうことは明白である。従って、チャンバレーンにも、メートル、ペリーにも、クーシューにもわからなかったこの東洋日本特産芸術が、チャップリンに完全にのみ込めようとは思われないのであるが、しかし、西洋のあらゆる芸術のうちで、文楽の人形芝居にもっとも近いものは、おそらく近ごろの芸術的映画、ことに発声映画ではないかと思われるから、その点から推して、名監督としてのチャップリンにいくぶんの期待をかけてもはなはだしい見当ちがいではないかと思われる。実際チャップリンの無声映画に現われる一つのタイプとしての...
辞書の客観性 - 三木 清
  • ...だが、ともかくフランマリオンの叢書であるから、信用して買つて帰つた。今思ひ出して恥しい次第である。  その時分フランス語があまり読めなかつた私は、語学の勉強のつもりで、字引を頼りに永い間かかつてこの本を一通り読んでみた。それからである、辞書についての私の観念が変つたのは。それまで辞書といへば、言葉の意味が分らない時に引くもので、その記述は客観的で筆者の私見など加へらるべきものではないと考へてゐた。ヴォルテールの哲学辞書はこれとはまるで反対のものであつたのである。項目は彼の立場から極めて主観的に選択され、それについて自分の哲学的見解が甚だ自由に述べられてゐる。その後東京に住むやうになつてから、...
小熊秀雄全集-01 短歌集 - 小熊 秀雄
  • ...五)年 樺太泊居(トマリオロ)の高等小学校二年を一五歳で卒業。卒業後、漁師の手伝い、養鶏場の番人、炭焼きの手伝い、呉服屋の行商人などの職業を転々とする。 一九二一(大正十)年 徴兵検査をきっかけに小熊マツの私生子であることを知り、以後、三木姓を捨てて小熊姓を名乗るようになる。 一九二二(大正十一)年 北海道旭川新聞社に見習記者として入社(翌年の説もある)。文才を認められ、社会部の記者となる。 一九二五(大正十四)年 二月、旭川市崎本富三郎三女、崎本ツネコと結婚。四月に夫人とともに上京するが、七月、旭川に戻る。上京中に雑誌『愛国婦人』に童話を発表。 一九二六(大正十五)年 一月、長男焔誕...


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