上り

 

上り ( のぼり )     上りについてまとめて読む

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2010年01月18日 17:06:12
2010年01月18日 17:06:13
2010年01月18日 17:06:16
2010年01月18日 17:11:07
2009年10月28日 10:05:33

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老いたる素戔嗚尊 - 芥川 竜之介
  • ...の階段(きざはし)を上りながら、忌々(いまいま)しさうに舌を打つた。 「何時ものおれなら口も利かずに、打ちのめしてやる所なのだが……」  須世理姫は彼の去つた後も、暫くは、暗く火照(ほて)つた空へ、涙ぐんだ眼を挙げてゐたが、やがて頭を垂れながら、悄然(せうぜん)と宮へ帰つて行つた。  その夜素戔嗚は何時までも、眠に就く事が出来なかつた。それは葦原醜男を殺した事が、何となく彼の心の底へ毒をさしたやうな気がするからであつた。 「おれは今までにもあの男を何度殺さうと思つたかわからない。しかしまだ今夜のやうに、妙な気のした事はないのだが……」  彼はこんな事を考へながら、青い匂のする菅畳の上...
お時儀 - 芥川 竜之介
  • ...車は保吉には縁のない上り列車である。  お嬢さんは十六か十七であろう。いつも銀鼠(ぎんねずみ)の洋服に銀鼠の帽子をかぶっている。背(せ)はむしろ低い方かも知れない。けれども見たところはすらりとしている。殊に脚(あし)は、――やはり銀鼠の靴下(くつした)に踵(かかと)の高い靴をはいた脚は鹿の脚のようにすらりとしている。顔は美人と云うほどではない。しかし、――保吉はまだ東西を論ぜず、近代の小説の女主人公(じょしゅじんこう)に無条件の美人を見たことはない。作者は女性の描写になると、たいてい「彼女は美人ではない。しかし……」とか何とか断(ことわ)っている。按(あん)ずるに無条件の美人を認めるのは近代...


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