初詣

 

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2010年01月17日 15:40:14
2010年01月21日 14:44:59
2010年01月7日 12:01:07
2010年01月21日 03:00:11

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伊勢之巻 - 泉 鏡花
  • ...落(しゃれ)もなき、初詣(ういもうで)の思い出草。宿屋の硯(すずり)を仮寝の床に、路(みち)の記の端に書き入れて、一寸(ちょいと)御見(ごけん)に入れたりしを、正綴(ほんとじ)にした今度の新版、さあさあかわりました双六(すごろく)と、だませば小児衆(こどもしゅ)も合点せず。伊勢は七度(ななたび)よいところ、いざ御案内者で客を招けば、おらあ熊野へも三度目(みたびめ)じゃと、いわれてお供に早がわり、いそがしかりける世渡りなり。   明治三十八乙巳年十月吉日 鏡花        一 「はい、貴客(あなた)もしお熱いのを、お一つ召上りませぬか、何ぞお食(あが)りなされて下さりまし。...
念珠集 - 斎藤 茂吉
  • ...     6 初詣  明治二十九年に丁度僕が十五になつたので、父は湯殿(ゆどの)山の初詣(はつまうで)に連れて行つた。その時父は四十五六であつただらうから現在の僕ぐらゐの年であるがもう腰が屈(まが)つてゐた。これは田畑に体を使つたためであつた。しかしそれまで幾度となく湯殿山に参詣(さんけい)し道中(だうちゆう)自慢(じまん)であつた。  僕も父もしばらくの間毎朝水を浴びて精進し、その間に喧嘩(けんくわ)などを避(さ)け魚介虫類のやうなものでも殺さぬやうにし、多くの一厘銭を一つ一つ塩で磨いて賽銭(さいせん)に用意した。参詣というても今時のやうに途中まで汽車で行くのではない。夜半にな...


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