口紅

 

口紅 ( くちべに )     口紅についてまとめて読む

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2009年12月20日 12:06:04
2009年11月21日 02:46:09
2009年11月21日 02:51:05

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「口紅」を含む小説

縁結び - 泉 鏡花
  • ...(うすげしょう)に、口紅(くちべに)濃(こ)く、目のぱっちりした顔を上げて、 「よその方が、誰かに肖ているとお尋ねなさいましたから、あなたがどうお返事を遊ばすかと存じまして、私は極(きまり)が悪うございましたけれども、そっと気をつけましたんですが、こういう処で話をする事ではない。まあまあ、とおっしゃって、それ切りになりましたのでございます。」  謙造は親しげに打頷(うちうなず)き、 「そうそうそう云いました。それが耳に入って気になったかね、そうかい。」 「いいえ、」とまた俯向いて、清らかな手巾(ハンケチ)を、袂の中で引靡(ひきなび)けて、 「気にいたしますの、なんのって、そういうわけ...
星女郎 - 泉 鏡花
  • ...空見れば、    口紅つけた上※(じょうろう)が、)  と村の小児(こども)は峠を視(なが)める。津幡川(つばたがわ)を漕(こ)ぐ船頭は、(笄(こうがい)さした黒髪が、空から水に映る)と申す、――峠の婦人(おんな)は、里も村も、ちらちらと遊行(ゆぎょう)なさるる……」        十 「その替り村里から、この山へ登るものは、ばったり絶えたでありましてな。」 「それで、」 聞惚(ききと)れていた三造は、ここではじめて口を入れたが、 「貴下(あなた)が、探険――山開きをなさいましたんですね。」  先達は額に手を当て、膨れた懐中(ふところ)を伏目に覗(のぞ)いて、 「...
みさごの鮨 - 泉 鏡花
  • ...たもと)に受けよう。口紅の色は残らぬが、瞳の影とともに玉を包んだ半紙はここにある。――ちょっとは返事をしなかったのもそのせいだろう。不思議な処へ行合せた、と思ううちに、いや、しかし、白い山茶花のその花片(はなびら)に、日の片あたりが淡くさすように、目が腫(はれ)ぼったく、殊に圧えた方の瞼(まぶた)の赤かったのは、煩らっているのかも知れない。あるいは急に埃(ほこり)などが飛込んだ場合で、その痛みに泣いていたのかも分らない。――そうでなくて、いかに悲痛な折からでも、若い女が商いに出てまで、客の前で紙を絞るほど涙を流すのはちと情に過ぎる。大方は目の煩いだろう。  トラホームなぞだと困る、と、その涙...
夜叉ヶ池 - 泉 鏡花
  • ...て、紫だの、緑だの、口紅ほどな小粒も交(まじ)って、それは綺麗でございますのを、お池の主の眷属(けんぞく)の鱗(うろこ)がこぼれたなんのッて、気味が悪いと申すんでございますから。…… 学円 綺麗な石が毒蛇の鱗? や、がぶがぶと、豪(えら)いことを遣(や)ってしもうた。(と扇子をもって胸を打つ。) 百合 まあ、(と微笑(ほほえ)み)私どもがこの年まで朝夕飲んで何ともない、それをあの、人は疑うのでございます。 学円 もっとも、もっとも。ものを疑うのは人間の習いですよ。私(わし)は今のお言(ことば)で、決して心配はしますまい。現に朝夕飲んでおらるる、――この年紀(とし)まで――(と打ち瞻(まも...


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