古本

 

古本 ( ふるほん )     古本についてまとめて読む

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2010年01月8日 21:41:14
  • メニュー - nisiogikubo2009 @ ウィキ - メニュー 記事1を表示記事1を非表示 2010-01-08 21:41 記事の概要:
    メニュートップページプラグイン紹介まとめサイト作成支援ツール古本予定表:2009年 8月 9月 10月古本予定表:10月 11月 12月古本予定表:2010年 1月 2月 3月リンク@wiki
2010年01月14日 11:05:00
2009年12月24日 11:15:00
2009年10月17日 18:36:14
2009年10月24日 04:55:23

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あの頃の自分の事 - 芥川 竜之介
  • ...  その頃の或日、古本屋ばかり並んでゐる神田通りを歩きながら、自分は成瀬をつかまへて、こんな議論をふつかけた事がある。        四  十一月もそろそろ末にならうとしてゐる或晩、成瀬と二人で帝劇のフイル・ハアモニイ会を聞きに行つた。行つたら、向うで我々と同じく制服を着た久米に遇つた。その頃自分は、我々の中で一番音楽通だつた。と云ふのは自分が一番音楽通だつた程、それ程我々は音楽に縁が遠い人間だつたのである。が、その自分も無暗に音楽会を聞いて歩いただけで、鑑賞は元より、了解する事も頗(すこぶる)怪しかつた。先(まづ)一番よくわかるものは、リストに止めをさしてゐた。何時か帝国ホテル...
馬の脚 - 芥川 竜之介
  • ...寺(りゅうふくじ)の古本屋(ふるぼんや)を覗(のぞ)きに行った。古本屋の前の日だまりには馬車が一台止まっている。もっとも西洋の馬車ではない。藍色(あいいろ)の幌(ほろ)を張った支那馬車である。馭者(ぎょしゃ)も勿論馬車の上に休んでいたのに違いない。が、俺は格別気にも止めずに古本屋の店へはいろうとした。するとその途端(とたん)である。馭者は鞭(むち)を鳴らせながら、「スオ、スオ」と声をかけた。「スオ、スオ」は馬を後(あと)にやる時に支那人の使う言葉である。馬車はこの言葉の終らぬうちにがたがた後へ下(さが)り出した。と同時に驚くまいことか! 俺も古本屋を前に見たまま、一足(ひとあし)ずつ後へ下り出...
後世 - 芥川 竜之介
  • ...もれて、神田あたりの古本屋の棚の隅に、空しく読者を待つてゐる事であらう。いや、事によつたらどこかの図書館に、たつた一冊残つた儘、無残な紙魚(しみ)の餌となつて、文字さへ読めないやうに破れ果てゝゐるかも知れない。しかし――  私はしかしと思ふ。  しかし誰かゞ偶然私の作品集を見つけ出して、その中の短い一篇を、或は其一篇の中の何行かを読むと云ふ事がないであらうか。更に虫の好い望みを云へば、その一篇なり何行かなりが、私の知らない未来の読者に、多少にもせよ美しい夢を見せるといふ事がないであらうか。  私は知己を百代の後に待たうとしてゐるものではない。だから私はかう云ふ私の想像が、如何に私の信ずる...
詩集 - 芥川 竜之介
  • ...冊|神田(かんだ)の古本屋(ふるぼんや)にも並んでゐた。しかし「定価一円」と言ふ奥附のあるのにも関(かかは)らず、古本屋の値段は三十銭|乃至(ないし)二十五銭だつた。  一年ばかりたつた後(のち)、彼の詩集は新らしいまま、銀座(ぎんざ)の露店(ろてん)に並ぶやうになつた。今度は「引ナシ三十銭」だつた。行人(かうじん)は時々|紙表紙(かみべうし)をあけ、巻頭の抒情詩に目を通した。(彼の詩集は幸か不幸か紙の切つてない装幀(さうてい)だつた。)けれども滅多(めつた)に売れたことはなかつた。そのうちにだんだん紙も古び、仮綴(かりと)ぢの背中もいたんで行つた。   夢みつつ、夢みつつ、   日もす...
饒舌 - 芥川 竜之介
  • ...で、神田(かんだ)の古本屋(ふるぼんや)が職を失つたと新聞に出てゐるから、ひどい事をしたもんだと思つて、その本の焼けあとを見に丸(まる)ノ内(うち)へ行(ゆ)かうとすると、銀座(ぎんざ)尾張町(をはりちやう)の四(よ)つ角(かど)で、交番の前に人が山のやうにたかつてゐる。そこで後(うしろ)から背のびをして覗(のぞ)いて見ると、支那人(シナじん)の婆(ばあ)さんが一人(ひとり)巡査の前でおいおい云ひながら泣いてゐた。尤(もつと)も支那人と云つても、今の支那人ではない。平福百穂(ひらふくひやくすゐ)さんの予譲(よじやう)の画からぬけ出したやうな、古雅(こが)な服装をした婆さんである。巡査はいろいろ...


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