同人

 

同人 ( どうじん )     同人についてまとめて読む

趣味、嗜好を同じくする人の集まり。或いはそういった人々の繋がりそのものを指す。
いわゆる同好の士。

同人誌
 

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2009年11月4日 00:10:00
2009年12月31日 20:25:00
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あの頃の自分の事 - 芥川 竜之介
  • ...近々出さうとしてゐる同人雑誌『新思潮』の話をした。それから松岡がこの間、珍しく学校へ出て来て、西洋哲学史か何かの教室へはいつたが、何時(いつ)まで待つても、先生は勿論学生も来る容子(ようす)がない。妙だと思つて、外へ出て小使に尋(き)いて見たら、休日だつたと云ふ話をした。彼は電車へ乗る心算(つもり)で、十銭持つて歩きながら、途中で気が変つて、煙草屋へはいると、平然として「往復を一つ」と云つた人間だからこんな事は家常茶飯である。その中(うち)に、傴僂(せむし)のやうな小使が朝の時間を知らせる鐘を振つて、大急ぎで玄関を通りすぎた。  朝の時間はもう故人になつたロオレンス先生のマクベスの講義である...
或阿呆の一生 - 芥川 竜之介
  • ...着のポケツトは彼等の同人雑誌へ発表する彼の原稿を隠してゐた。彼は雨の中を歩きながら、もう一度後ろの架空線を見上げた。  架空線は不相変(あひかはらず)鋭い火花を放つてゐた。彼は人生を見渡しても、何も特に欲しいものはなかつた。が、この紫色の火花だけは、――凄(すさ)まじい空中の火花だけは命と取り換へてもつかまへたかつた。      九 死体  死体は皆親指に針金のついた札をぶら下げてゐた。その又札は名前だの年齢だのを記してゐた。彼の友だちは腰をかがめ、器用にメスを動かしながら、或死体の顔の皮を剥(は)ぎはじめた。皮の下に広がつてゐるのは美しい黄いろの脂肪だつた。  彼はその死体を...
尾形了斎覚え書 - 芥川 竜之介
  • ...たくしたく)へ参り、同人娘|里(さと)(当年九歳)大病に付き、検脈致し呉れ候様、懇々頼入り候。  右篠と申候は、百姓惣兵衛の三女に有之(これあり)、十年以前与作方へ縁付き、里を儲(まう)け候も、程なく夫に先立たれ、爾後再縁も仕らず、機織(はたお)り乃至(ないし)賃仕事など致し候うて、その日を糊口(ここう)し居る者に御座候。なれども、如何なる心得違ひにてか、与作病死の砌(みぎり)より、専(もつぱ)ら切支丹宗門に帰依(きえ)致し、隣村の伴天連(ばてれん)ろどりげと申す者方へ、繁々|出入(でいり)致し候間、当村内にても、右伴天連の妾(てかけ)と相成候由、取沙汰致す者なども有之、兎角の批評絶え申さず...
「仮面」の人々 - 芥川 竜之介
  • ...に第四次「新思潮」の同人(どうじん)と最も親密に往来(わうらい)してゐた。元来作家志望でもなかつた僕のとうとう作家になつてしまつたのは全然彼等の悪影響である。全然?――尤(もつと)も全然かどうかは疑問かも知れない。当時の僕は彼等以外にも早稲田(わせだ)の連中と交際してゐた。その連中もやはり清浄(せいじやう)なる僕に悪影響を及ぼしたことは確かである。  その連中と云ふのは外でもない。同人雑誌「仮面(かめん)」を出してゐた日夏耿之介(ひなつかうのすけ)、西条八十(さいでうやそ)、森口多里(もりぐちたり)の諸君である。僕は一二度|山宮允(さんぐうまこと)君と一しよに、赤い笠の電燈をともした西条君の...
首が落ちた話 - 芥川 竜之介
  • ...。ことに不思議なるは同人の頸部なる創(きず)にして、こはその際|兇器(きょうき)にて傷(きずつ)けられたるものにあらず、全く日清戦争中戦場にて負いたる創口が、再(ふたたび)、破れたるものにして、実見者の談によれば、格闘中同人が卓子(テエブル)と共に顛倒するや否や、首は俄然|喉(のど)の皮一枚を残して、鮮血と共に床上(しょうじょう)に転(まろ)び落ちたりと云う。但(ただし)、当局はその真相を疑い、目下犯人厳探中の由なれども、諸城(しょじょう)の某甲(ぼうこう)が首の落ちたる事は、載せて聊斎志異(りょうさいしい)にもあれば、該(がい)何小二の如きも、その事なしとは云う可(べか)らざるか。云々。 ...


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