夏休み

 

夏休み ( なつやすみ )     夏休みについてまとめて読む

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2010年01月16日 14:36:09
2010年01月22日 01:46:20
2009年10月26日 19:50:01
2009年12月23日 14:36:10

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おもかげ - 宮本 百合子
  • ...をすすめて行くよう、夏休みにはうちの者とばかり暮さず友達と旅行でもした方がいい。そんなことを細々書いた。高校の仲間が、誰も誰も議論のための議論をしたり、自分の物知りをひけらかしたりするために討論したりするからいやだと、保がよく云った。それも尤のようであるけれども、同じ二十歳の高校生である保の言葉としては、朝子も沈着さとしてばかりは聴かれないのであった。  その一事につけても、多計代と朝子とでは感じかたがちがった。多計代は自分の翼の下へ従順な、勤勉な、つましいやがて大学生になる保をとめて置こうとし、常にその身構えで姉との間に立っていた。朝子の生きてゆきかたに保が全部は同意していないことも明かで...
松と藤芸妓の替紋 - 三遊亭 円朝
  • ...さて私(わたくし)は夏休みの中(うち)、相州(そうしゅう)箱根から京阪の方へ廻って、久しゅう筆記を休んで居りましたが、申続きの美代吉庄三郎の身の上、奧州屋新助の事が大分に後(あと)が残って居りますこれは明治四年のお話でございます。明治四五年頃は御案内の通り頓と未だ開けない世の中では有りますが、漸(ようや)くに明治五年に此の散髪(さんぱつ)が流行(はや)りまして、頭を刈る時にも厭がって年を老(と)った人などが「何うか切りたく無い、切るくらいなら、寧(いっ)そぐり/\と剃(そり)こぽって坊主になった方が善(よ)かろう」それを取ッ攫(つか)まえて無理に切るなぞという、実に厭がりましたものであります。...
文章 - 芥川 竜之介
  • ...能を生じている。現に夏休みの一日前に数学を教える桐山(きりやま)教官のお父さんの葬列の通った時にも、ある家の軒下(のきした)に佇(たたず)んだ甚平(じんべい)一つの老人などは渋団扇(しぶうちわ)を額(ひたい)へかざしたまま、「ははあ、十五円の葬(とむら)いだな」と云った。きょうも、――きょうは生憎(あいにく)あの時のように誰もその才能を発揮しない。が、大本教(おおもときょう)の神主(かんぬし)が一人、彼自身の子供らしい白(しら)っ子(こ)を肩車(かたぐるま)にしていたのは今日(こんにち)思い出しても奇観である。保吉はいつかこの町の人々を「葬式」とか何とか云う短篇の中に書いて見たいと思ったりした...
土地 - 豊島 与志雄
  • ...小学校に通っていた。夏休みの間中は、庄吉の家へ生れっ児の子守にいっていたが、九月に学校が始まってからは、午後はすっかり隙だった。学校から帰って来ると、誰もいない開け放しの自分の家に飛び込んで、一人で勝手に食事をして、その朝おかねが拵えておいた弁当と渋茶の土瓶とを、平助の所へ持って来た。平助は自分で弁当を持って出ないで、おみつがそれを届けてくれるのを楽しみにした。そして夕方まで彼女を荒地に引止めておくことが多かった。  野田の旦那の長男の健太郎が、都の専門学校から夏の休暇に帰省した時、おみつは綺麗な麦稈帽子を貰った。平助はそれを大事にしまっておいて、彼女が学校に行く時も被らせなかった。が不意に...
蓑田先生 - 寺田 寅彦
  • ...を過ぎた。大学二年の夏休みに逗子へ遊びに行つて、夕方養神亭の裏の海岸を歩いて涼風に吹かれて居た時、とある別荘らしい家の門前で思ひもかけず出遭つたのが蓑田先生で、その別荘が即ち先生の別荘であつた。先生の方でも未だ自分の顔と名前を覚えて居てくれた。さうして久し振で昔に変らず元気で愉快な話を聞いた。一寸東京へ帰つて居たいから今夜一晩此処へ泊つて留守番をしないかといふことになつて、計らず先生の別荘に一夜を過ごした、さうして縁側の籐椅子に凭れて海を見ながら先生の葉巻を吹かし、風月のボン/\をかじり、生れて始めての綺麗な羽根蒲団で寝た。食事も養神亭から女中が運んでくれた、雨戸の開閉もやつて貰つて、留守番と...


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