大根おろし

 

大根おろし ( だいこんおろし )     大根おろしについてまとめて読む

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2009年12月8日 00:16:01
2009年11月5日 10:21:02
2009年12月18日 20:41:00
2009年11月12日 00:35:59
2009年12月22日 17:41:09

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「大根おろし」を含む小説

幼き日 (ある婦人に与ふる手紙) - 島崎 藤村
  • ...の一つです。私は冷い大根おろしを附けて、燒きたての熱い蕎麥餅を皆なと一緒に爐邊で食ふのが樂みでした。口をフウ/\言はせて食つて居るうちに、その中から白い芋の子が出て來る時などは、殊に嬉しく思ひました。         三  昨日(きのふ)、一昨日(をとゝひ)はこの町にある榊神社の祭禮で、近年にない賑ひでした。町々には山車(だし)、踊屋臺などが造られ、手古舞(てこまひ)まで出るといふ噂のあつた程で、鼻の先の金色に光る獅子の後へは同じ模樣の衣裳を着けた人達が幾十人となく隨いて、手に/\扇を動かし乍ら、初夏の日のあたつた中を揃つて通りました。それ獅子が來た、御輿が來たと言つて、子供等は提...
泉鏡花先生のこと - 小村 雪岱
  • ...っても食べられない。大根おろしなども非常にお好きなのだそうですが、生が怖くて茹(ゆ)でて食べるといった風であり、果物なども煮ない限りは一切口にされませんでした。  先生の熱燗(あつかん)はこうした生物嫌いの結果ですが、そのお燗の熱いのなんのって、私共が手に持ってお酌が出来るような熱さでは勿論駄目で、煮たぎったようなのをチビリチビリとやられました。  自分の傍に鉄瓶がチンチンとたぎっていないと不安で気が落着かないという先生の性分も、この生物恐怖性の結果かも知れません。  生物以外に形の悪いもの、性(しょう)の知れないものは食べられませんでした。シャコ、エビ、タコ等は虫か魚か分らないような不...
旧聞日本橋 10 勝川花菊の一生 - 長谷川 時雨
  • ...に任命された。  大根おろしのように、身を粉にして動くことを、無益(むだ)も利益もなく、めちゃめちゃに好んだ壮健至極な娘でさえ、ばかばかしいと思ったほど酷(こ)き使った。行処(ゆきどころ)のない身寄りだから逃げてゆかないという信状で、驕慢(きょうまん)の頂上にいた花菊は無理我慢の出来るたけをしいた。無論他の者へも特別優しかったわけではない。  彼女が芝居見物の日は、前の晩から家中の奥のものは徹宵(てっしょう)する。暁方(あけがた)に髪を結ってお風呂にはいる。髪結は前夜から泊りきりで、二人の女中が後から燈をもっている。他の女中は蒔絵(まきえ)の重箱へ詰めるあれこれの料理にてんてこ舞をするのだ...
憂鬱な家 - 小熊 秀雄
  • ...にとつて『摺鉢』や『大根おろし』よりも不用な物。愚にもつかない信仰であるのだ。  私は不意に形容の出来ない笑ひがこみあげてきた、次に滑稽な不安が頭をもたげた。  凡太郎の次の言葉。突然凡太郎が『マルクス』などゝ叫びだしたなら、私達夫婦はどんなに吃驚するであらう。といふことであつた。  その時には、私は観念し、凡太郎を蜜柑箱に入て、河に流してやるばかりだ。 底本:「新版・小熊秀雄全集第一巻」創樹社    1990(平成2)年11月15日新版第1刷発行 底本の親本:「旭川新聞」旭川新聞社    1927(昭和2)年3月23日〜26日 初出:「旭川新聞」旭川新聞社   ...
変な音 - 夏目 漱石
  • ...があって、隣りの室で大根おろしを拵(こしら)えているのだか想像がつかない。  いい忘れたがここは病院である。賄(まかない)は遥(はる)か半町も離れた二階下の台所に行かなければ一人もいない。病室では炊事割烹(すいじかっぽう)は無論菓子さえ禁じられている。まして時ならぬ今時分(いまじぶん)何しに大根(だいこ)おろしを拵(こしら)えよう。これはきっと別の音が大根おろしのように自分に聞えるのにきまっていると、すぐ心の裡(うち)で覚(さと)ったようなものの、さてそれならはたしてどこからどうして出るのだろうと考えるとやッぱり分らない。  自分は分らないなりにして、もう少し意味のある事に自分の頭を使おう...


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