大江戸

 

大江戸 ( おおえど )     大江戸についてまとめて読む

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2009年11月18日 14:50:00
2009年10月16日 19:00:05
2010年01月30日 02:31:07
2010年01月30日 11:21:15
2010年01月9日 01:56:06

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残されたる江戸 - 柴田 流星
  • ...屋と稲荷と犬の糞とは大江戸以来の名物だけに今もイヤ多いことおおいこと。  その多い稲荷社の初午、朝からの勇ましい太鼓の音に、界隈の子供が一日を楽しく嬉しく暮らして、絵行灯に灯の点(とも)る頃になると、これらの小江戸ッ児は五人、七人隊をなして、家々の門を祭り銭をつなぎにまわる―― 「お稲荷様のお初穂、おあげの段から墜こって……」と膏薬代をねだるように口ではいうが、実はさらさらそんな風儀の悪いのではない、供物と蝋燭の代につないだ銭が、幾分子供達の舌鼓の料ともなりはするにしても、そこらはさっぱりしたもの、見くびられては真(さ)ぞ心苦しかろうと岡見ながらも弁えておきたい。  ――稲荷祭りの趣向に...
半七捕物帳 17 三河万歳 - 岡本 綺堂
  • ...当が決まらなかった。大江戸の歳の暮に万歳や才蔵を探してあるくのは、その相手のあまり多いのに堪えなかった。なんとかして手っ取り早く探し出す工夫(くふう)はあるまいかと考えながら、師走の忙がしい往来を、本郷の方角へぶらぶらあるいて来ると、橋の袂で二十四五の男に出逢った。 「やあ、親分。お早うございます」  かれは亀吉という手先であった。もとは豆腐屋の伜で、道楽の果てから半七のところへ転げ込んで来たので、仲間では豆腐屋亀と呼ばれていた。 「おい、豆腐屋。いいところで面(つら)を見た。おめえにすこし助(す)けて貰いてえことがあるんだが……。おめえは鎌倉河岸の行き倒れを知っているか」 「知ってい...
半七捕物帳 28 雪達磨 - 岡本 綺堂
  • ...小達磨は、いつまでも大江戸のまん中にのさばり返って存在することを許されなかった。七草(ななくさ)も過ぎ、蔵開きの十一日も過ぎてくると、かれらの影もだんだんに薄れて、日あたりの向きによって頭の上から融(と)けて来るのもあった。肩のあたりから頽(くず)れて来るのもあった。腰のぬけたのもあった。こうして惨(みじ)めな、みにくい姿を晒(さら)しながら、黒い眼玉ばかりを形見に残して、かれらの白いかげは大江戸の巷(ちまた)から一つ一つ消えて行った。  その消えてゆく運命を荷(にな)っている雪達磨のうちでも、日かげに陣取っていたものは比較的に長い寿命を保つことが出来た。一ツ橋門外の二番御|火除(ひよ)け地...
開運の鼓 - 国枝 史郎
  • ...て来た。将軍家お膝元大江戸でさえ餓※(がひょう)道に横たわり死骸から発する腥(なまぐさ)い匂いが空を立ち籠めるというありさまであった。  上野広小路に救い小屋を設けて、幕府では貧民を救助した。また浅草の米蔵を開いて籾(もみ)を窮民に頒ったりした。しかしもちろんこんな事では日々に増える不幸の餓鬼どもを賑わすことは出来なかった。米の磨汁(とぎしる)を飲むものもあれば松の樹の薄皮を引き※(むし)って鯣(するめ)のようにして食うものもあり、赤土一升を水三升で解きそれを布の上へ厚く敷いて天日に曝らして乾いたところへ麩(ふ)の粉を入れて団子に円め、水を含んで喉を通し腹を膨らせる者もあった。金はあっても売...
怪異黒姫おろし - 江見 水蔭
  • ...を出て、久々にて花の大江戸にと入るのであった。父君(ちちぎみ)二代将軍に謁見すれば、家の事に就ても新たなる恩命、慶賀すべき沙汰が無いとも限るまい、愛児の為に悪(あ)しゅうは有るまいと、空頼みと云わば云え、希望に輝く旅立であった。  新井(あらい)の宿(しゅく)より小出雲坂(おいずもざか)、老(おい)ずの坂とも呼ぶのが何となく嬉しかった。名に三本木の駅路(うまやじ)と聴いては連理の樹(き)の今は片木(かたき)なるを怨みもした。  右は妙高の高嶺、左は関川の流れを越して斑尾(まだらお)の連山。この峡間(はざま)の関山宿に一泊あり。明くる日は大田切、関川越して野尻(のじり)近き頃は、夏の日も大分...


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