守護

 

守護 ( しゅご )     守護についてまとめて読む

1.鎌倉室町時代役職のとひとつ。
軍事警察権をもって諸国警備治安維持などに当たった。

2.まもること、もしくは 守る者

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きりしとほろ上人伝 - 芥川 竜之介
  • ...おきや」の帝の御所を守護する役者の身となつたが、幸(さいはひ)ここに功名手がらを顕(あらは)さうず時節が到来したと申すは、ほどなく隣国の大軍がこの都を攻めとらうと、一度に押し寄せて参つたことぢや。元来この隣国の大将は、獅子王をも手打ちにすると聞えた、万夫不当(ばんぷふたう)の剛の者でおぢやれば、「あんちおきや」の帝とても、なほざりの合戦はなるまじい。ぢやによつて今度の先手(さきて)は、今まゐりながら「れぷろぼす」に仰せつけられ、帝は御自(おんみづか)ら本陣に御輦(ぎよれん)をすすめて、号令を司(つかさど)られることとなつた。この采配を承つた「れぷろぼす」が、悦び身にあまりて、足の踏みども覚えな...
虱 - 芥川 竜之介
  • ...十一月二十六日、京都守護の任に当つてゐた、加州家の同勢は、折からの長州征伐に加はる為、国家老(くにがらう)の長|大隅守(おほすみのかみ)を大将にして、大阪の安治川口(あぢかはぐち)から、船を出した。  小頭(こがしら)は、佃久太夫(つくだきうだいふ)、山岸三十郎の二人で、佃組の船には白幟(しろのぼり)、山岸組の船には赤幟が立つてゐる。五百石積の金毘羅(こんぴら)船が、皆それぞれ、紅白の幟を風にひるがへして、川口を海へのり出した時の景色は、如何(いか)にも勇ましいものだつたさうである。  しかし、その船へ乗組んでゐる連中は、中々勇ましがつてゐる所の騒ぎではない。第一どの船にも、一艘に、主従三...
二人小町 - 芥川 竜之介
  • ...かじ)により、小町を守護する三十番神(さんじゅうばんじん)じゃ。  使 三十番神! あなたがたはあの嘘つきを、――あの男たらしを守護するのですか?  神将 黙れ! か弱い女をいじめるばかりか、悪名(あくみょう)を着せるとは怪(け)しからぬやつじゃ。  使 何が悪名です? 小町はほんとうに、嘘つきの男たらしではありませんか?  神将 まだ云うな。よしよし、云うならば云って見ろ。その耳を二つとも削(そ)いでしまうぞ。  使 しかし小町は現にわたしを……  神将 (憤然(ふんぜん)と)この戟(ほこ)を食(く)らって往生(おうじょう)しろ! (使に飛びかかる)  使 助けてくれえ! (消...
海神別荘 - 泉 鏡花
  • ...います。騎馬が前後を守護しました。お憂慮(きづかい)はありませんが、いぎ参ると、斬合(きりあ)い攻合(せめあ)う、修羅の巷(ちまた)をお目に懸けねばなりません。――騎馬の方々、急いで下さい。 燈籠一つ行(ゆ)き、続いて一つ行く。漂蕩(ひょうとう)する趣して、高く低く奥の方(かた)深く行く。 舞台|燦然(さんぜん)として明るし、前(ぜん)の琅※殿|顕(あらわ)る。 公子、椅子の位置を卓子(テエブル)に正しく直して掛けて、姿見の傍(かたわら)にあり。向って右の上座(かみざ)。左の方(かた)に赤き枝珊瑚(えださんご)の椅子、人なくしてただ据えらる。その椅子を斜(ななめ)に下(さが)りて、沖...
貝の穴に河童の居る事 - 泉 鏡花
  • ...法華経寺か、かねて御守護の雑司(ぞうし)ヶ|谷(や)か、真紅(まっか)な柘榴(ざくろ)が輝いて燃えて、鬼子母神(きしもじん)の御影(みえい)が見えたでしゅで、蛸遁(たこに)げで、岩を吸い、吸い、色を変じて磯へ上った。  沖がやがて曇ったでしゅ。あら、気味の悪い、浪がかかったかしら。……別嬪(べっぴん)の娘の畜生め、などとぬかすでしゅ。……白足袋をつまんで。――  磯浜へ上って来て、巌(いわ)の根松の日蔭に集(あつま)り、ビイル、煎餅(せんべい)の飲食(のみくい)するのは、羨(うらやま)しくも何ともないでしゅ。娘の白い頤(あご)の少しばかり動くのを、甘味(うま)そうに、屏風巌(びょうぶいわ)...


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