打ち切り

 

打ち切り ( うちきり )     打ち切りについてまとめて読む

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2010年01月22日 00:40:13
2010年01月23日 20:35:00
2009年11月13日 11:15:59
2009年11月24日 10:56:01
2009年12月6日 23:00:53

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「打ち切り」を含む小説

土地に還る ――近代説話―― - 豊島 与志雄
  • ...てきて、もうその話を打ち切りたくなりました。そして、天気のことや野菜のことに話を転じ、時なし大根や漬け菜を彼女に抜き取ってやりました。  野菜の籠をかかえて跛をひきながら行く彼女の後ろ姿を、直吉はじっと見送りました。  五体が満足に生れつけばそれでよろしい。もしいけないとすれば、さし当り傷痍兵士などはどういうことになるのでしょう。然し、直接自分の火傷のことになると、その考えに直吉は安んじられませんでした。詮じつめれば、五体不満足に生れついた者もそれでよろしいことになるでしょう。とは言え、彼女の心の持ち方は、なにか謎めいたものを直吉に投げかけました。それが、彼女との間の距てを一層なくしました...
怪異暗闇祭 - 江見 水蔭
  • ...心をして、酒は一升で打ち切り、勘定済まして立場茶屋を出た。  まだ神輿出御の刻限には間があったので、源八郎は群集を避けて、本社の背後へと廻って見た。  有名な乳房銀杏(ちぶさいちょう)から後(うしろ)には杉松その他の木が繁っていて、昼も暗いくらいだから、夜はまだ燈明を消さぬ間から暗いのであった。  源八郎にはしかし、少しもそれが暗くないのであった。透(すか)せば朧気(おぼろげ)に立木の数も数えられるのであった。源八郎の眼は長沼正兵衛すらも驚いているのであった。  小机源八郎は、武州|橘樹郡(たちばなごおり)小机村(こづくえむら)の郷士の子で、子供の時に眼を患ったのを、廻国の六十六部が祈...
災難雑考 - 寺田 寅彦
  • ...、そうしてその問題を打ち切りにしてしまうようなことが、つり橋事件などよりもっと重大な事件に関して行なわれた実例が諸方面にありはしないかという気がする。そうすればそのさし当たりの問題はそれで形式的には収まりがつくが、それでは、全く同じような災難があとからあとから幾度でも繰り返して起こるのがあたりまえであろう。そういう弊の起こる原因はつまり責任の問い方が見当をちがえているためではないかと思う。人間に免れぬ過失自身を責める代わりに、その過失を正当に償わないことをとがめるようであれば、こんな弊の起こる心配はないはずであろうと思われるのである。  たとえばある工学者がある構造物を設計したのがその設計に...
ジャーナリズム雑感 - 寺田 寅彦
  • ...思われる。もう大概で打ち切りにしてもよさそうに思われるのに、そうしないのは、やはりジグスとマギーのような「定型」の永久性を要求する大衆の嘱望によるものであろう。しかし、たまには三原山記事を割愛したそのかわりに思い切って古事記(こじき)か源氏物語(げんじものがたり)か西鶴(さいかく)の一節でも掲載したほうがかえって清新の趣を添えることになるかもしれない。毎日繰り返される三原山型の記事にはとうの昔にかびがはえているが、たまに眼をさらす古典には千年を経ても常に新しいニュースを読者に提供するようなあるものがあるような気もする。きのうのうそはきょうはもう死んで腐っている。それよりは百年前の真のほうがいつ...
風の便り - 太宰 治
  • ...の手紙は、これだけで打ち切ります。  よい友人が得られそうなので、自分も久し振りに張り合いを感じています。やり切れなくなったら、旅行でもしてみたら、どうですか。不一。     二十五日井原退蔵   木戸一郎様  謹啓。  御手紙を、繰り返し拝読いたしました。すぐにはお礼状も書けず、この三日間、溜息(ためいき)ばかりついていました。私はあなたのお手紙を、かならずしも聖書の如く一字一句、信仰して読んだわけではありません。ところどころに、やっぱり不満もありました。小説の妙訣(みょうけつ)は、印象の正確を期するところにあるというお言葉は、間髪をいれず、立派でございましたが、私の再度の...


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