擬人化

 

擬人化 ( ぎじんか )     擬人化についてまとめて読む

擬人法を用いて人間以外のものに人間の様な人格を与えること。
人間のかっこうで無いものに人間の見た目を当てはめたもの。

日常では身の回りのもの(鉛筆、消しゴム、パソコン、県)を可愛い
女の子のキャラクターにする行為を指してよく擬人化と呼ぶが、
姿はそのままでも動物が喋っていたり人間のように思考している様に描く
事も擬人化のひとつである。

他に有名な擬人化としてポケットモンスターで登場するモンスターを
人間の様なデザインに置き換えるファンアートが盛んである。

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日本天変地異記 - 田中 貢太郎
  • ...民族が日本島国発見の擬人化神話としているが、私はそれを地震と火山の活動による土地の隆起成生とするのである。  今回の地震には、房総半島の南部から三浦半島、湘南沿岸、鎌倉から馬入(ばにゅう)川の間、伊豆の東部などは、土地が二尺乃至三四尺も隆起したということであるが、それはアメリカの西海岸からアラスカ群島、千島群島をかすめて、表日本の海岸に沿うて走っている世界最大の地球の亀裂線、専門家のいわゆる外測地震帯の陥没から起ったもので、元禄十六年の地震は、その地震帯の活動の結果であると言われている。要するにわが国は、こういうふうに外側地震帯及び日本海を走っている内側地震帯の幹線に地方的な小地震帯がたくさ...
白蟻 - 小栗 虫太郎
  • ...も、その原野の正確な擬人化というのが、鬼猪殃々(おにやえもぐら)の奇態をきわめた生活のなかにあったのである。  あの鬼草は、逞(たくま)しい意欲に充ち満ちていて、それはさすがに、草原の王者と云うに適(ふさ)わしいばかりでなく、その力もまた衰えを知らず、いっかな飽(あ)くことのない、兇暴|一途(いちず)なものであった。が、ここに不思議なことと云うのは、それに意志の力が高まり欲求が漲(みなぎ)ってくると、かえって、貌(かたち)のうえでは、変容が現われてゆくのである。そして不断に物懶(ものう)いガサガサした音を発していて、その皮には、幾条かの思案げな皺(しわ)が刻まれてゆき、しだいに呻(うめ)き悩...
自然描写における社会性について - 宮本 百合子
  • ...神々の仮名で重々しく擬人化され、美化され、中世紀は、たとえそれは栄光的であるとしても全く人為的な、神学の造化物として描かれた。あのように科学的天稟ゆたかなゲーテでさえも、ファウストの中では、自然と伝説とをこね合わせてロマンティックな描写をしているのである。ヨーロッパの過去の文学では自然が観念的な宗教や哲学的見解を語るための仲介物としてつかわれ、自然と人間とが二元的に相対している。  ルソウは、その文筆的労作の中で、人間を自然の一部としてみ、神話を自然からぬぎすてさせた先達の一人であったが、彼の時代においては、自然を変革してゆこうとする人間の積極的な科学的な社会性の面から自然にとりあげられ得な...
藤村の文学にうつる自然 - 宮本 百合子
  • ...ひたって作者は自然を擬人化し、それに対置して「されば、落葉と身をなして、風にふかれて翻」る我身という関係において、謳っているのである。  ロマン派の諸詩人達が西洋でも東洋でもこのんで「鷲」を題材とするのは、何と興味ある一つの通有性であろう。『若菜集』の後に出た『一葉舟』で、藤村は「鷲の歌」を抒事詩風にうたっている。ここで藤村は雄渾な自然「削りて高き巖角にしばし身をよす二羽の鷲」の、若鷲の誇高き飛翔を描き「日影にうつる雲さして行へもしれず飛ぶやかなたへ」という和歌の措辞法を巧に転化させた結びで技巧の老巧さをも示しているのであるが、「春やいづこ」にしろ、やはり『若菜集』に集められた詩と同じく、自...
科学の常識のため - 宮本 百合子
  • ...をしているし、縦横に擬人化したその描写は、それらの本が出た十九世紀の末から今日まで、そしてなおこれからもあらゆる年齢と社会層の読者を魅してゆくだろうと思われる。けれども文化の感覚が成長して、科学の面白さと美しさとの独自な本質の理解が私たちの生活にゆきわたって来るにつれて、ファーブルが、いわゆる文学的な表現にこって、昆虫に人間社会そっくりそのままの仮装をさせた努力をむしろ徒労として感じるようになって来ることは争えまいと思う。そして、今日かあるいは明日科学の常識がそこまで成長したということのかげにこそファーブルの努力の意味が生きているというのは人類の知識の蓄積されてゆく上の何と感慨深い過程だろう。...


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