歌い手

 

歌い手 ( うたいて )     歌い手についてまとめて読む

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2009年12月17日 00:49:59
2010年01月26日 18:35:00
2009年10月22日 01:26:03
2009年11月4日 19:54:59
2010年02月5日 19:51:00

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パンドラの匣 - 太宰 治
  • ...言い添える事もある。歌い手のからだにさわるという意味か、聞き手のからだにさわるという意味か、はっきりしない。でも、この清七殿だって決して悪い人じゃないんだ。俳句が好きなんだそうで、夜、寝る前に松右衛門殿にさまざまの近作を披露(ひろう)して、その感想を求めたけれども、越後は、うんともすんとも答えぬので、清七殿ひどくしょげかえって、さっさと寝てしまったが、あの時は可哀想(かわいそう)だった。清七殿は越後獅子をかなり尊敬しているらしい。この粋(いき)な男の名は、かっぽれ。  そのお隣りに陣取っている人は、西脇一夫(にしわきかずお)殿。郵便局長だか何だかしていた人だそうだ。三十五歳。僕はこの人が一ば...
映画芸術 - 寺田 寅彦
  • ...リの屋根の下」で町の歌い手が手風琴をひいて歌っている。その歌い手と聴衆が繰り返し繰り返し映写される。しかしその巧妙な律動的なモンタージュによって観衆の心の中の奥底には一つの葛藤(かっとう)がだんだん発展し高調されて行くのである。また同じ映画でダンス場における踊る主人公とこれをねらう悪漢との交互的律動的モンタージュもこれと全く同様である。これは二つの画面の接触作用によって観客の心に生ずる反応作用をその自然のリズムに従って誘導して行くのである。それでこのモンタージュのリズムが観客の期待のリズムに共鳴するときにはじめて最大の効果を収めうるので、これは音楽の場合と全く同様である。  このように、映画...
政治と作家の現実 - 宮本 百合子
  • ...の主役を演じたような歌い手も出ないはずである。今も『鰐』という諷刺雑誌が出ているかどうかわからないけれども、これも辛子(からし)のきいた諷刺雑誌であった。自己批判としての諷刺は、自己批判を発展のモメントとしてはっきりつかんでいるソヴェトの生活感情の中では、自然で健全なあり場所をもってきた。  ゾシチェンコは昔からいつもいかがわしい、清潔でない、裏のぞきふうな曝露を盛った作家であった。「猿の冒険」でゾシチェンコがその猿に経験させたスキャンダルはだいたい想像される。レーニングラードの市民たちは、はじめ求めていた快活な爽やかなハァハァ笑いから、いつしかゾシチェンコごのみの、ゲラゲラ笑い、ヒヒヒヒ笑...
宝塚生い立ちの記 - 小林 一三
  • ...。今は一人一人が光る歌い手であり踊り手であり、演技者であることが必要になって来ている。それには女の方が器用である。そして宝塚には男の世界にない、女でなければできない雰囲気があると思っている。  宝塚の生徒で感心する娘が幾人もあった。その一人に糸井しだれというのがいる。これは初め全然認められなかったが、黙々と勉強していた。それをカラスロア先生が舞台の袖で聞いていて『私が教えよう』といって教え出した。すると彼女の歌は、ぐんぐん伸びてそれから認められて来た。  戦争中北支の皇軍慰問につれて行ったとき、あの娘だけが朝は早くから起きるし、駅に着けば疲れもいとわずに降りて歌うし、だれよりも頑張る。ある...
ジャン・クリストフ - ロラン ロマン
  • ...才能(さいのう)か、歌い手としての才能か、または舞踊家(ぶようか)としての才能か。彼はそのいちばんおしまいのものだと思いたかった。なぜなら、それを立派(りっぱ)な才能(さいのう)だと思っていたから。  それから一|週間(しゅうかん)たって、クリストフがそのことをすっかり忘(わす)れてしまった頃、祖父(そふ)はもったいぶった様子(ようす)で、彼に見せるものがあるといった。そして机(つくえ)をあけて、中から一|冊(さつ)の楽譜帖(がくふちょう)をとり出し、ピアノの楽譜台(がくふだい)にのせて、弾(ひ)いてごらんといった。クリストフは大変困ったが、どうかこうか読み解(と)いていった。その楽譜(がく...


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