本来は学術用語であり、awarenessを訳したものと思われる。
人が情報に接し、それをもとに行動に移せる状態のことを指す。但し、気づきを経ずに直ちに行動する場合が多い。
これは接した情報の中で優先順位をつけているためである。たとえば、木々のざわめきよりも地震の地鳴りに脳の処理能力の多くを割くような状態である。
宗教やビジネスにおける「気づき」とは、指導者の強制に従う「洗脳」「指示」とは違い、あくまでも信者や研修生が自発的に指導者と同じ意識を持つに至った、と偽装する表現。指導者視点では「気づきを与える」といい、指導を受ける側は「気づきを得ました」と表現する。
「ハッと気づく」内容が指導者の意に沿う場合は、それが「気づき」となる。意に沿わない場合は邪念である。
ビジネスや生産現場では本来、「問題意識を持つ、問題に気がつく」ことによりさまざまな改善につなげることを気づきと称してきた。
しかし不況下ではシステム面(購買プロセスや生産ラインの合理性など)よりも個々の人格や資質が槍玉に上がることが多くなり、「自己の(再)発見」の意味で「気づき」が用いられるようになった。
また、単に「想像の柔軟さ」「常識を疑え」的なアプローチの中で用いられることが多い。
当然、会社や上司、さらには自己啓発セミナーの講師の指導内容に沿うものが「気づき」である。
非常に胡散臭い言葉であり、使用においては注意が必要である。
気づきを多用する上司の指導に対しては「気づきを得ました」ではなく「ご指摘(ご指導)ありがとうございます」と逃げたほうが無難である。
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2009-10-20 23:40
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