滑り

 

滑り ( すべり )     滑りについてまとめて読む

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2009年05月29日 22:35:49
2009年12月25日 21:56:58
2010年01月10日 22:00:04
2010年01月10日 22:00:06
2010年01月13日 11:04:59

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五色温泉スキー日記 - 板倉 勝宣
  • ...ははなはだ迷惑だ。後滑りする度に見る見るエナージーが減って行くように思える。小林はあの眼鏡とあの立派に発達した足とをもってしても、なおかつ雪の上にわずかに顔を出した樹の枝にすがってあらゆる奮闘をよぎなくされた。枝は一カ所に留っているけれども、スキーは物理の法則通り下に滑る。したがって身体は一カ所でのびたり縮んだり、雪に孔をあけたり盛んな運動である。ついに勇敢なる将軍も天地の法則を破るあたわず、雪は滑るものと悟ったか「スキーをぬぐ」と悲鳴をあげた。小林のいわゆる「わっぱ」と自ら名をつけたかんじきをはき、膝まで雪にうずめながら歩きだした。小池もまた大変樹の枝を好む。枝につかまったきり別れを惜しんで...
春の上河内へ - 板倉 勝宣
  • ...ていた。下りは非常に滑りにくかった。古い雪の上に新しい雪が乗っているので、みななだれてしまう。途中吹雪の中で焚火をしたが少しも、暖かくなかった。手袋をちょっとぬぐともう凍ってかたくなる。岩魚留(いわなどめ)に近くなったら大変暖かくなった。岩魚留で昼をつかってすっかり休んだ。もうスキーは用いられない。午後三時に岩魚留を出発して清水屋に着いた。 (大正九年四月) 底本:「山と雪の日記」中公文庫、中央公論社    1977(昭和52)年4月10日初版    1992(平成4)年12月15日6版 底本の親本:「山と雪の日記」梓書房    1930(昭和5)年3月 入力:林 幸...
山と雪の日記 - 板倉 勝宣
  • ...に沿うた道を二本杖で滑り下りる。雪は氷のようになっているからスケートのようだ。ステンメンの足が、疲労することおびただしい。二十分で土が出た。二里の道を庭坂駅に着いた時には、後に昨日の山が雪ぞらの下に、雄大に見えた。停車場の窓から、ああ、あすこを下ったのだなと思うと嬉しい。お餅を食って汽車を待った。一時間汽車にゆられて板谷駅に下りると、はげしい雪が降っている。日が暮れてから温泉に帰りついた。 (大正八年三月) 底本:「山と雪の日記」中公文庫、中央公論社    1977(昭和52)年4月10日初版    1992(平成4)年12月15日6版 底本の親本:「山と雪の日記」梓書房...
わがひとに与ふる哀歌 - 伊東 静雄
  • ...(か)の島を目指して滑り行つただらう あゝ わが祖父の物語! 泥海ふかく溺れた児らは 透明に 透明に 無数なしやつぱに化身をしたと 註 有明海沿の少年らは、小さい板にのり、八月の限りない干潟を蹴つて遠く滑る。しやつぱは、泥海の底に孔をうがち棲む透明な一種の蝦。  (読人不知) 深い山林に退いて 多くの旧い秋らに交つてゐる 今年の秋を 見分けるのに骨が折れる  かの微笑のひとを呼ばむ ……………………………………… ……………………………………… われ 烈しき森に切に憔(つか)れて 日の了る明るき断崖のうへに出でぬ 静寂...


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