生命力

 

生命力 ( せいめいりょく )     生命力についてまとめて読む

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2009年11月6日 00:55:01
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2009年11月6日 19:25:37
2009年12月8日 01:26:04
2009年12月28日 00:21:00

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叙景詩の発生 - 折口 信夫
  • ...はぬ羅列だ。一貫する生命力を感受する事の出来ぬ生ぬるい拍子によろけて居る様に見える。 特に憶良の歌に著しく所謂延言の多く用ゐられたのは、音脚に合せる為で、此点から見ても長歌は、奈良初期に既に生命を失ひ、中期には、残骸となつて居た事が知れる。高橋虫麻呂の長歌の如きも、かなりの長篇はあつても、皆、叙事詩の題材を、実際叙事的に生ぬるく叙述したに過ぎない。だから末期の家持等になると、昔を憧れる心から、人麻呂の筆法をなぞつても、勿論古風な荘重味は、かけても見出されない。 柿本人麻呂の作と伝へる歌には、宮廷詩人(大歌作り)として職業意識から、さうしてまだ個性を表現するまでに到らなかつた時代の是非なさ、...
傷だらけの足 ふたたび純潔について - 宮本 百合子
  • ...マニティーの核をなす生命力――の解放者として登場してくるのは、いつもそのあいてである女性にくらべると、社会的地位の低い男性である。(チャタレイ夫人に対するメラーズ。)或はヨーロッパ文明にあきた女性に対して、より原始的生物のエネルギーにみちたメキシコ土人の男が出現する。(翼ある蛇)  わたしたちは、ここにD・H・ローレンスという作家の秘密の母斑を見る。彼は、人間性の課題としての性の解放を、上流の男女の冷淡で偽善的な情事や打算のある放恣と、はっきり区別しないではいられなかった。この人生において、単純率直に求めるものを求めて行動し、そこに精神と肉体との分裂をもたない人物。そういう男性をローレンスは...
悟浄出世 - 中島 敦
  • ...することは、かえって生命力衰退の徴候(しるし)として斥(しりぞ)けられた。悟浄が日ごろ憂鬱(ゆううつ)なのも、畢竟(ひっきょう)、渠(かれ)が文字を解するために違いないと、妖怪(ばけもの)どもの間では思われておった。  文字は尚(とうと)ばれなかったが、しかし、思想が軽んじられておったわけではない。一万三千の怪物の中には哲学者も少なくはなかった。ただ、彼らの語彙(ごい)ははなはだ貧弱だったので、最もむずかしい大問題が、最も無邪気な言葉でもって考えられておった。彼らは流沙河(りゅうさが)の河底にそれぞれ考える店を張り、ために、この河底には一脈の哲学的憂鬱が漂うていたほどである。ある賢明な老魚は...
逝けるマクシム・ゴーリキイ - 宮本 百合子
  • ...いて猶且つ永遠に若い生命力の源泉となり得たかという物語を、ここに語りたいと思うのである。  マクシム・ゴーリキイは、一八六八年三月二十八日、ロシアでは最も古くから発達した商業都市の一つであるニージュニ・ノヴゴロド市に生れた。本名は、アレクセイ・マクシモヴィチ・ペシコフと云った。父親はマクシム・ペシコフ。母の名はワルワーラと呼ばれ、彼は二人の長男として生れたのであった。  父親のマクシムはゴーリキイが五つの時、ヴォルガ河を通っている汽船の中で急病で死んだが、どちらかというと特別な生涯を経験した人であった。  その父親が死んでから、小さいアリョーシャ(ゴーリキイ)は母親のワルワーラと一緒に祖...
光と風と夢 - 中島 敦
  • ...又、植物共のあらわな生命力との無言の闘争。こうして斧(おの)や鎌を揮(ふる)って六|片(ペンス)分も働くと、私の心は自己満足でふくれ返るのに、家の中で机に向って二十|磅(ポンド)稼いでも、愚かな良心は、己の怠惰と時間の空費とを悼むのだ。之は一体どうした訳か。  働きながら、ふと考えた。俺は幸福か? と。しかし、幸福というやつは解らぬ。それは自意識以前のものだ。が、快楽なら今でも知っている。色々な形の・多くの快楽を。(どれも之も完全なものとてないが。)其等の快楽の中で、私は、「熱帯林の静寂の中で唯一人斧を揮う」この伐木作業を、高い位置に置くものだ。誠に、「歌の如く、情熱の如く」此の仕事は私を魅...


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