造形

 

造形 ( ぞうけい )     造形についてまとめて読む

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2009年11月28日 02:46:07
2009年12月19日 13:26:04
2009年10月16日 17:00:00
2010年01月13日 16:01:14
2009年11月13日 13:45:59

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文芸的な、余りに文芸的な - 芥川 竜之介
  • ...ば一枚の人物画に近い造形美術的効果により、結末を生かしてゐるのは同じことである。  (五) これは畢竟(ひつきやう)余論である。志賀直哉氏の「子を盗む話」は西鶴の「子供地蔵」(大下馬(おほげば))を思はせ易い。が、更に「范(はん)の犯罪」はモオパスサンの「ラルテイスト」(?)を思はせるであらう。「ラルテイスト」の主人公はやはり女の体のまはりへナイフを打ちつける芸人である。「范の犯罪」の主人公は或精神的薄明りの中に見事に女を殺してしまふ。が、「ラルテイスト」の主人公は如何(いか)に女を殺さうとしても、多年の熟練を積んだ結果、ナイフは女の体に立たずに体のまはりにだけ立つのである。しかもこの事実を...
僕の友だち二三人 - 芥川 竜之介
  • ...るのではなほ更ない。造形美術と文芸との相違を勘定(かんぢやう)に入れて言ふのである。(文芸などと云ふものは、――殊に小説などと云ふものは三百年ばかりたつた後(のち)は滅多(めつた)に通用するものではない。)しかし大地震か大火事かの為に小穴君の画も焼けてしまへば、今度は或は小穴君の名も僕との腐(くさ)れ縁(えん)の為に残るであらう。  小穴君は神経質に徹してゐる。時々勇敢なことをしたり、或は又言つたりするものの、決して豪放(がうはう)な性格の持ち主ではない。が、諧謔(かいぎやく)的精神は少からず持ち合せてゐる。僕は或時海から上(あが)り、「なんだかインキンたむしになりさうだ」と言つた。すると小...
顔の美について - 伊丹 万作
  • ...た瞬間にそれは一つの造形的な美として吾人の心に触れてくるのである。  また精神的教養は人間の声音をさえ変える。  我々は隣室で話す未知の人の声を聞いてほぼどの程度の教養の人かを察することができる。  もつとも時たま例外がある。  たとえば私の知つている某氏の場合である。  その顔は有島武郎級のインテリの顔であるがその声はインテリの声ではない。  私はあの顔からあの声が出るのを聞くと思わず身の毛がよだつ思いがする。  思うにこの人の過去はよほど根づよい不幸に蝕まれているのであろう。  私は必ずしも自分の顔が美しくありたいとはねがわないが、しかしそのあまりにもいかのごとき扁平さには...
可能性の文学 - 織田 作之助
  • ...に裏切り、一元描写や造形美術的な秩序からますます遠ざかるものであると考えていた。小説にはいかなるオフリミットもないと考えていた。小説は芸術でなくてもいいとまで考えたのだ。しかし、日本の文学の考え方は可能性よりも、まず限界の中での深さということを尊び、権威への服従を誠実と考え、一行の嘘も眼の中にはいった煤のように思い、すべてお茶漬趣味である。そしてこの考え方がオルソドックスとしての権威を持っていることに、私はひそかにアンチテエゼを試みつつ、やはりノスタルジア的な色眼を使うというジレンマに陥っていたのである。しかし、最近私は漸くこのオルソドックスに挑戦する覚悟がついた。挑戦のための挑戦ではない。私...
古代研究 追ひ書き - 折口 信夫
  • ...。八百比丘尼の信仰の造形記念物としては、今日の処、此石像より知らない私は、非常に喜んだ。其後、伊豆大仁在の穂積忠さんに頼んで、とつて頂いてあつたのを出さずには居られなくなつた。この三枚の写真の作者は、名を入れ落したが、穂積忠氏作と書き入れて貰ひたい。この人の学生時代、郷土研究会で報告した「伊豆のさいの神」の信仰を、新しく憶ひ起したことであつた。近代のは皆房主頭で、地蔵様との区別がなくなつてゐる様である。その配偶なる女性が、八百比丘尼と結びついた径路を思はせたかつたのである。椿も亦、上代から見える神木で、市の祭りに臨む神の手草・杖であつた。山から神聖な男・女の里の鎮魂に携へ来る木である。其枝を杖...


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