道玄坂

 

道玄坂 ( どうげんざか )     道玄坂についてまとめて読む

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2009年10月23日 15:10:53
2009年10月23日 16:25:54
2009年10月23日 16:30:43
2009年10月23日 16:35:50
2010年01月28日 13:51:15

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「道玄坂」を含む小説

文学的自叙伝 - 林 芙美子
  • ...坂(かくらざか)だの道玄坂だのに雑貨の夜店を出すに至りました。初めのうちは大変はずかしかったのですけれども、馴(な)れて来ると、私は両親と別れて、一人で夜店を出すようになりました。寒い晩などは、焼けるようなカイロを抱いて、古本に読み耽りました。私の読書ときたら乱読にちかく、ちつじょもないのですが、加能作次郎(かのうさくじろう)と云うひとの霰(あられ)の降る日と云うのを不思議によく覚えています。いまでも、加能作次郎氏はいい作家だと思います。加能氏が牛屋(ぎゅうや)の下足番(げそくばん)をされたと云うのを何かで読んでいたので、よけいに心打たれたのでしょう。私はその頃新潮社から出ていた文章|倶楽部(...
こころ - 夏目 漱石
  • ...る白煙を見、足許には道玄坂を上へ上へと逃れて来る足袋はだしに、泥々の衣物を着た避難者の群を見た時には、実際この世はどうなる事かと思った。そうしていろ/\の恐しい噂に驚かされて、白昼に伝家の一刀を横(よこた)えて、家の周囲(まわり)を歩き廻った一人である。  さてこの自警団は幾日か経ってゆく内に、漸(ようや)く人心も落ち着いて来て、何時(いつ)か兇器を持つ事を禁ぜられ、やがて昼間の警戒も廃せられたが、さて夜の警戒と云うものは中々止めにならないのである。つまり自警団がいつか夜警団となった訳で幾軒かのグループで各戸から一人|宛(ずつ)の男を出し、一晩何人と云う定(き)めで、順番にそのグループの家々...
水汲み - 徳冨 蘆花
  • ...出たついでに、渋谷の道玄坂で天秤棒を買つて帰つた。丁度股引尻からげ天秤棒を肩にした姿を山路愛山君(やまぢあいざんくん)に見られ、理想を実行すると笑止な顔で笑はれた。買つて戻つた天秤棒で、早速翌朝から手桶とバケツトを振り分けに担(にな)うて、汐汲みならぬ髯男の水汲みと出かけた。両手に提げるより幾何(いくら)か優(まし)だが、使ひ馴れぬ肩と腰が思ふ様に言ふ事を聴いてくれぬ。天秤棒に肩を入れ、曳(えい)やつと立てば、腰がフラ/\する。膝はぎくりと折れさうに体(からだ)は顛倒(ひつくりかへ)りさうになる。※(うん)と足を踏みしめると、天秤棒が遠慮会釈(ゑんりよゑしやく)もなく肩を圧しつけ、五尺何寸其ま...
武蔵野 - 国木田 独歩
  • ...君が住まわれた渋谷の道玄坂(どうげんざか)の近傍、目黒の行人坂(ぎょうにんざか)、また君と僕と散歩したことの多い早稲田の鬼子母神(きしもじん)あたりの町、新宿、白金……  また武蔵野の味(あじ)を知るにはその野から富士山、秩父山脈|国府台(こうのだい)等を眺めた考えのみでなく、またその中央に包(つつ)まれている首府東京をふり顧(かえ)った考えで眺めねばならぬ。そこで三里五里の外に出で平原を描くことの必要がある。君の一篇にも生活と自然とが密接しているということがあり、また時々いろいろなものに出あうおもしろ味が描いてあるが、いかにもさようだ。僕はかつてこういうことがある、家弟をつれて多摩川のほう...
九月十月十一月 - 太宰 治
  • ...々のデパアトもある。道玄坂歩いてゐる氣持である。けれども、ふと顏をあげると、山である。へんに悲しい。右へ行つても、左へ行つても、東へ行つても、西へ行つても、ふと顏をあげると、待ちかまへてゐたやうに山脈。すりばちの底に、小さい小さい旗を立てた、それが甲府だと思へば、間違ひない。  裏通りを選んで歸つた。甲府は、日ざしの強いまちである。道路に落ちる家々の軒の日影が、くつきり黒い。家の軒は一樣に低く、城下まちの落ちつきはある。表通りのデパアトよりも、こんな裏まちに、甲府の文化を感ずるのである。この落ちつきは、ただものでない。爛熟し、頽廢し、さうしてさびた揚句の果が、こんな閑寂にたどりついたので、私...


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