道頓堀

 

道頓堀 ( どうとんぼり )     道頓堀についてまとめて読む

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2010年02月3日 21:41:05
2009年11月4日 21:06:03
2009年11月13日 19:48:09
2009年12月26日 05:56:06
2009年11月4日 20:41:03

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ふもれすく - 辻 潤
  • ...くらした。  夕方道頓堀を歩いている時に、僕は初めてアノ号外を見た。地震とは全然異なった強いショックが僕の脳裡をかすめて走った。それから僕は何気ない顔つきをして俗謡のある一節を口ずさみながら朦朧とした意識に包まれて夕闇の中を歩き続けていた。  妹の家に預けてあるまこと君のことを考えて僕は途方にくれた。  それから新聞を見ることが恐ろしく不愉快になりだした。だから不愉快になりたい時はいつでも新聞を見ることにきめた。  四国のY港にはダダの新吉が病んでいる。僕はあながち彼の病気を見舞うためではないが、しばらくY港で暮らす決心がついたのでY港へやってきた。  Y港にはS氏というモンスターの...
流転 - 山下 利三郎
  • ...文豪然と気取りながら道頓堀(どうとんぼり)あたりの盛場を、漫歩していたことは疑いもない。  或日その漫歩から帰ってきたとき、彼の机の上に集まった郵便物の中から余り見たことのない手蹟の手紙を発見した。  封を切ってみると枯淡な達筆で墨の色も鮮かに書かれてあるのが、却って小村には読辛かったが漸(ようや)く辿り読むとこうであった。  関西へは久し振にての旅行、大阪在住の旧友方に逗留中、かの夜痛飲の果酔余の興にかられ友人の作業服を着用し、街上に迷出候処、あまりの寒気にさすがの酔もさめはて難渋(なんじゅう)の折柄、幸いにも貴下の御呼止にあずかり、御心尽しの御|饗応(きょうおう)に蘇生の想い...
南地心中 - 泉 鏡花
  • ...(てり)つけられて、道頓堀(どうとんぼり)から千日前、この辺の沸(にえ)くり返る町の中を見物だから、茫(ぼう)となって、夢を見たようだけれど、それだって、大阪に居る事は確(たしか)に承知の上です――言わなくっても大阪城だけは分ろうじゃないか。」 「御道理(ごもっとも)で、ふふふ、」  男衆はまた笑いながら、 「ですがね、欄干へ立って、淀川堤を御覧なさると、貴方(あなた)、恍惚(うっとり)とおなんなさいましたぜ。熟(じっ)と考え込んでおしまいなすって、何かお話しするのもお気の毒なような御様子ですから、私も黙(だんま)りでね。ええ、……時間の都合で、そちらへは廻らないまでも、網島の見当は御案...
執達吏 - 与謝野 寛
  • ...ふたおや)が欠かさず道頓堀へ伴(つ)れて行(ゆ)く程であつたが、保雄の妻と成つて以来(このかた)良人(おつと)と一緒に貧しい生活に堪へて里家(さと)から持つて来た丈の衣類は皆子供等の物に縫ひ換へ、帯と云ふ帯は皆売払つて米代に為(し)て、自分は洗洒(あらひざら)しの襤褸(ぼろ)の下(さが)る様な物|計(ばか)り着て居る。四人の子供が交代に病気をするので其の介抱疲れや、新聞社と雑誌社から頼まれて夜分遅くまで投書の和歌を添削する所から其の安眠不足などの所為(せゐ)で、近年|滅切(めつき)り身体(からだ)が痩せこけて顔色も青褪(あをざ)めて居る。妻の此の生活に疲れた状(さま)が保雄の心には気の毒で成ら...
役者の一生 - 折口 信夫
  • ...が中芝居。彼は其後、道頓堀には五つ櫓(やぐら)が並んでいたが、其処に相応に久しくいた。一座は、中村時蔵(後、歌六)市川鬼丸(後、浅尾工左衛門)などであった。さながら後の宮戸座組である。源之助の朝日座でした中将姫の顔を私は見たのを憶えている。中将姫は田之助の芸であったから、謂(い)われがない訣(わけ)でもない。自分の芸に合わなくても、傾倒している人の芸はしたのである。この時、私は尋常三年の頃であったが、「朝顔日記」の浜松非人小屋の段も見た。これは乳母の浅香が悪者と戦って死ぬ場で、これを源之助がし、非人小屋の前で戦っていたのだけが記憶に残っている。中将姫の時、奉納した額の若顔の彼の中将姫のおし絵を...


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