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2010年02月2日 20:01:14
2009年12月18日 22:11:00
2010年01月31日 15:39:00
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点心 - 芥川 竜之介
  • ... Midst of Life 及び Can Such Things Be ? の二巻に就(つ)くが好(よ)い。私はこの二巻の中(うち)に、特に前者を推したいのである。後者には佳作は一二しか見えぬ。(五)彼の評伝は一冊もない。オウ・ヘンリイ等(ら)に比べると、此処(ここ)でも彼は薄倖(はくかう)である。彼の事を多少知りたい人は、ケムブリツヂ版の History of American Literature 第二版の三八六―七頁、或は Cooper 著 Some American Story Tellers のビイアス論を見るが好(よ)い。前に書くのを忘れたが、年代は一八三八―一九一四? である。...
毛利先生 - 芥川 竜之介
  • ...訳読しようとした。「Life is real, life is earnest.」――あの血色の悪い丸顔を汗ばませて、絶えず知られざる何物かを哀願しながら、こう先生の読み上げた、喉(のど)のつまりそうな金切声(かなきりごえ)は、今日(こんにち)でもなお自分の耳の底に残っている。が、その金切声の中に潜んでいる幾百万の悲惨な人間の声は、当時の自分たちの鼓膜(こまく)を刺戟すべく、余りに深刻なものであった。だからその時間中、倦怠(けんたい)に倦怠を重ねた自分たちの中には、無遠慮な欠伸(あくび)の声を洩らしたものさえ、自分のほかにも少くはない。しかし毛利先生は、ストオヴの前へ小さな体を直立させて、窓硝...
後世への最大遺物 - 内村 鑑三
  • ...ブレーキの書いた "Life and Letters of David Livingstone" (ライフ アンド レターズ オブ デビッド リビングストン)という本を読んでごらんなさることを勧めます。私一個人にとっては聖書のほかに、私の生涯に大刺激を与えた本は二つあります。一つはカーライルの『クロムウェル伝』であります。そのことについては私は後にお話をいたします。それからその次にこのブレーキ氏の書いた『デビッド・リビングストン』という本です。それでデビッド・リビングストンの一生涯はどういうものであったかというと、私は彼を宗教家あるいは宣教師と見るよりは、むしろ大事業家として尊敬せざるをえませ...
彫刻家の見たる美人 - 荻原 守衞
  • ...「生命は美である」(Life is beauty.)といつてる通り、唯に形其まゝを寫したゞけでは美ではあるまい。必ずや、最も深酷なる觀察を下して、其内部に充實して居る生氣を十分に遺憾なく發輝したところに必ず美の觀念が起つて來るものと思ふ。今いふた通り、ミローのヴィナスは實に一點非難するところのない美人である。といつたところが、これは強(あなが)ち、彼のやうな美人を作らうとして色々と想像を廻ぐらして遣つたものではあるまいと思ふ。必ずや其當時の希臘婦人といふものはあのやうに美に富んで居つて、それを其まゝに内容や、精神までも遺憾なく寫された故に、自ら彼のやうな美人となつたのである。生命の十分に働いて...
餓鬼阿弥蘇生譚 - 折口 信夫
  • ...秘法であつて、其が Life-index の伝説形式を形づくる一部の原因になつたものらしい。小栗の、耳も聞かず、口も働かず、現し心もない間の「餓鬼阿弥」の生活は、此側から見ねば訣らないと思ふ。 鬼に、姿見えぬ人にせられた男が、不動火界呪によつて、再、形を顕したと言ふ六角堂霊験を伝へた今昔物語の話は、我が国には珍らしい型であるが、飜訳種とばかりはきまらない。よしさうであつたにしても、小栗の場合の今一つ残つた部分の説明には、役に立ち相である。 蘇生の条件の不備であつた屍の説明から、もう一歩踏み込んで見なければならぬのは、元来屍を持たない精霊の、肉身を獲る場合である。 私は長々と、だるが行路死...


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