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2010年01月6日 10:40:07
2010年01月6日 10:55:35
2010年01月6日 11:05:36
  • music - capsule - music 記事3を表示記事3を非表示 2010-01-06 11:05 記事の概要:
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他界に対する観念 - 北村 透谷
  • 他界に対する観念 北村透谷  悲劇必らずしも悲を以て旨とせず、厭世必らずしも厭を以て趣とせず、別に一種の抜く可からざる他界に対する自然の観念の存するものあり、この観念は以て悲劇を人心の情世界に愬(うつた)へしめ、厭世を高遠なる思想家に迎へしむ、人間ありてよりこの観念なきはあらず、或は遠く或は近く、大なるものあり、小なるものあり、宗教この観念の上に立ち、詩想この観念の糧(かて)に活(い)く。  この観念は世界の普通性なり、而(しか)してこの観念あると共に離る可からざるものは、この観念に二元性(ヂユアリズム)ある事なり。或は善悪と云ひ、或は陰陽と言ひ、或は光暗と云ふが如き、ペルシヤの
新ハムレット - 太宰 治
  • 新ハムレット 太宰治    はしがき  こんなものが出来ました、というより他(ほか)に仕様が無い。ただ、読者にお断りして置きたいのは、この作品が、沙翁(さおう)の「ハムレット」の註釈書でもなし、または、新解釈の書でも決してないという事である。これは、やはり作者の勝手な、創造の遊戯に過ぎないのである。人物の名前と、だいたいの環境だけを、沙翁の「ハムレット」から拝借して、一つの不幸な家庭を書いた。それ以上の、学問的、または政治的な意味は、みじんも無い。狭い、心理の実験である。  過去の或(あ)る時代に於(お)ける、一群の青年の、典型を書いた、とは言えるかも知れない。その、始末に
踊る地平線 08 しっぷ・あほうい! - 谷 譲次
  • 踊る地平線 しっぷ・あほうい! 谷譲次      1  葡萄牙(ポルトガル)のリスボンで、僕はリンピイ・リンプと呼ぶびっこの英吉利(イギリス)人と仲よしになった。  リンピイは海から来た男で、そしてPIMPだった――あとで解る――それはいいが、ついうっかりしてるうちに僕も捲(ま)き込まれて、その跛足(リンピイ)リンプの助手みたいな仕事をしなければならないことになった。これも詳しくは「後章参照」だが、早く言えば、毎晩僕が夜の埠頭(ふとう)へ出かけて古いINKの海を眺めてるあいだに、いつからともなくこのリンピイと知り合いになったというだけなのだ。  ほるつがる――種が島と煙
PROFESSOR TAKEMATU OKADA - 寺田 寅彦
  • PROFESSOR TAKEMATU OKADA 寺田寅彦  Prof. Takematu Okada was born on August 17, 1874, In Husa of Tiba Prefecture, a sunny and peaceful riverside town of the 〔Great Tone'〕, within forty kilometres of the Pacific coast. When attending the Imperial University of Tokyo as a student of the College of Sc
ケーベル先生 - 夏目 漱石
  • ケーベル先生 夏目漱石  木(こ)の葉(は)の間から高い窓が見えて、その窓の隅(すみ)からケーベル先生の頭が見えた。傍(わき)から濃い藍色(あいいろ)の煙が立った。先生は煙草(たばこ)を呑(の)んでいるなと余は安倍(あべ)君に云った。  この前ここを通ったのはいつだか忘れてしまったが、今日見るとわずかの間(ま)にもうだいぶ様子が違っている。甲武線の崖上(がけうえ)は角並(かどなみ)新らしい立派な家に建て易(か)えられていずれも現代的日本の産み出した富の威力と切り放す事のできない門構(もんがまえ)ばかりである。その中に先生の住居(すまい)だけが過去の記念(かたみ)のごとくたった一軒


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