今回はボクが某大手コンビニにて実際に経営していた実績を元に、コンビニオーナーは儲かるのか?
実際の年収や24時間営業について語って行こうと思います。
Contents
コンビニについてネット上に溢れる嘘の情報
【コンビニオーナー平均年収】
と検索するとトップに年齢別で平均年収が出てきます。
45~49歳・・・年収616万円・・・月額給与39万円
50~54歳・・・年収660万円・・・月額給与41万円
55歳~59歳・・・632万円・・・月額40万円・・・
などなど・・・なんだか何をもって算出しているか分からない額が出ていますが・・・
ひと昔前までよりは比較的正しい数値になりつつありますが
こんなんコンビニオーナーさんに送られてくる調査を統計した内容です。
実はコレは全くアテになりません。
バックにいるのが本部、調査されるオーナーさんは正直に書けないオーナーさんまで居ます。
最近大手ニュースなどで騒がれた、本部社員SV(スーパーバイザー)が勝手にお店に来て
商品を発注するなんて、当たり前の事、最近になって騒がれて、訴えられるとマズイと思い行わなくなっただけで、直近まで普通に行っていました。
要は最近のコンプライアンス時代に変遷した事によってコンビニ業界への風当たりが強くなったから1部分明るみに出ただけで、未だ漆黒の部分は残されています。
今回は【年収】についてのお話ですので、他については語りません・・・
コンビニオーナーがブラック企業と言われる裏には必ず裏には漆黒の本部が居ます。
もちろんタチの悪いオーナーさんも居ますがオーナーの違う10店舗中9店舗は本部の異常な取り立てに苦しみ少ない収入になり苦しんでいます。
コンビニ1店舗経営者は必然的に赤字
【※立地などによる店舗の売り上げにて相違はあります。全てのオーナー様に当てはまるものではありませんのでその点を御理解ください】
大手のコンビニの収入は一例として【貸借対照表】や【総平均法】などで算出されていますが・・・
※【貸借対照表】や【総平均法】については調べてみて下さいw
この算出方法の中にフランチャイズ経営ならではの本部へ売り上げを持っていかれるシステムがあります。
その辺はなんとなく皆さん分かっていると思います。
この辺を差っ引いていくと正直1店舗のみで経営されているオーナーさんの収入はせいぜい
10万円~30万円以下
これはオーナーがシフトを埋めなかった場合ですね。
仮にもオーナーという名前が付いています。
オーナーがシフトを埋めない体で計算するのが普通ですよね?
実質シフトに入っていなくても裏方で行う業務がありますし、シフトに入っている
社員やアルバイトの子達が上手くお店を回せないパターンも多く雑務がいっぱいです。
そんな状況下、オーナーがシフトインせず出る利益はせいぜい良くて30万円以下程度。
さらに現在は【有給】を付与すると言う義務が加わり、ここから更に収入は落ちます。
社員やスタッフの有給分を補うためにシフトインするオーナーさんが続出していると言う・・・なんともヘンテコな経営状況が起きているのが裏事情です。
その為、1店舗経営では中々食べて行くには厳しい現実に直面し、辞めていくオーナーさんが今後確実に続出して行きます。
結論として1店舗経営のオーナーさんの年収は良くて400万円以下と言えます。
平均すればきっと200万円~300万円程度なのではないでしょうか?
しかもこれはオーナーさんがシフトに入っている場合でしょう。
オーナーさんがシフトに入っていない1店舗経営であれば、きっと100万円代・・・だと思います。
コンビニ経営で食べて行くには複数経営しかない
御察しの通り、1店舗ではほぼ生き残れないコンビニ業界。
例えギリギリ30万円程度で食いつないでいても、周囲にライバルコンビニが建てば日販は激減。
総じて収入も激減します。
必然オーナーさんは食べて行けず辞めて行きます。
そのため、なんか矛盾していますが、食べて行く為に店舗を増やします。
どんどん儲ける為にお店を増やすのでなく、食べて行く為にお店を増やすのです。
ボクは3店舗程経営していました。
運良く立地もそれなりでライバルも少なくエリア平均以上の売り上げ。
それでも3店舗合計で月利益80万円程でした。
年収は6年程経営して平均680万程でした。
内訳として1店舗10万円、2・3店舗目が35万円のような状態でした。
これはボクがオーナーとしてシフトに全く入っていない場合の収益です。
さらに有給は発生する前の利益です。
半年以上勤務された方に有給は発生します。
例えば複数店舗経営されている方でも全員が半年以上勤務されていた場合。
少なくとも年間数百万人件費がかかります。
人件費のマイナス=利益減です。
その分年収は下がります。
コンビニオーナーさんは複数店舗経営していても食べて行く事がツライ現実に直面しています。
要するに少なくともコンビニ業界で食べて行くには複数店舗経営は必須条件の時代という事は間違いありません。
コンビニオーナーの年収は年齢別では無い
社会人が企業に勤め勤務年数によって昇給していくのとは違い、コンビニ業界は年齢は関係ありません。
ネット上では年齢別収入が出てきますが、正直嘘と思って良いです。
どちらかと言うと年を取って行くにつれ体力が衰え、複数店舗経営が大変になっていく事から収入は逆に落ちる傾向にあるのは間違っていませんが、それも上手く経営している方は年齢が上がっても年収は変わらない方も居ます。
なので年齢は関係ありません。
上手いこと店舗を回す技術のある方はどんどんお店を増やしていきますし、逆の場合はいつまでたってもお店は増やせず1店舗のまま。
なので年齢別年収という分け方は間違っていると思います。
コンビニオーナーの平均年収のまとめ
関東近郊や地方では全く売り上げも違いますしだいぶ相違があります。
コンビニオーナーの平均年収は語るべきではありません。
1店舗経営しているオーナーも居れば10店舗以上経営しているオーナーも居ます。
100万円台のオーナーもいれば数千万台のオーナーさんも居ます。
ですがひと言で言うとコンビニ業界は・・・
先は明るくない
・・・です。
実際に経営してきたからこそ分かります。
人件費はこれからも高騰=年収減
有給付与=年収減
これに対してコンビニの本部は基本動きません。
ニュース等では表面上カッコイイ事は語っていますが実際には利益に直結する事は言いませんし、動きません。
オーナーの収入はこれからも下がり続けます。
10数店舗経営すれば年収数千万円得る事は可能かもしれませんが労力に見合った収入を得られるかと言うと・・・そうではないと思います。
少なくとも将来に夢は見れません。
若いオーナーさんには言う事では無いかもしれませんが・・・
ハッキリとボクはネットビジネスを押します。
夢のある経営だから。【※全てあくまでも持論です】
同じ境遇にいるコンビニオーナーさんや自営業に夢を持つ方々に薦められたら幸いです。
☝【ボクは子供の頃から起業家になりたい夢・野望を持っていました。そんなボク、ジンがネットビジネスで野望を取り戻した方法をメルマガにて発信しております!】
さてさて・・・次は24時間営業についてのお話。
2020年になってコンビニ業界はフランチャイズ経営店舗に対して本部側は
24時間営業を辞めたいオーナーは辞めても構わない
・・・と、しています。
コンビニオーナー間でもきっとディベート(討論)が繰り広げられ、オーナーさん達で賛成派、反対派で論議している・・・
と思いがちですが、そんな事はありません。
強制的に24時間営業賛成派へと抑え込まれます。
これにはしっかりとしたカラクリがあります。
今回はそんなカラクリについてお話して行きます。
コンビニエンスストアの経営態勢のシステム
最近流行の『24時間営業を辞めて良いよ!』の流れ。
コンビニを裏で操る本部は人間を奴隷化しているコンビニ業界の実態をクリーンに見せようと世間には・・・
『オーナー達の健康と生活を守るべく24時間営業を辞めたいと希望するオーナー様は辞めても構いません!!』
としています。
『優しいじゃん本部!!』『しっかりとオーナーの事、考えてるやん!』
・・・と思ったら大間違い!!
これにはしっかりとした裏があり、24時間営業を辞めると本部へのロイヤリティー(上納金)が上がると言うシステムになっています。
24時間営業奨励金というシステムが存在し、24時間営業しているお店にはそれだけのロイヤリティー免除があると言う訳です。
もとより最近騒がれる前から24時間営業では店舗は何年も前からありました。
24時間営業を辞めたらそのお店と同じシステムとなるという事。
既存の24時間営業の店舗が24時間営業を廃止した場合
既存の24時間営業ではないお店は24時間営業でなくともなんとかやりくりできるように考えられてオープンした立地だから成り立っている訳です。
今から既存の24時間営業の店舗が24時間営業を辞める場合その店舗が強制的にロイヤリティーを引き上げられるので、収入は激減、生活が出来なくなります。
このコンビニ飽和時代、ロイヤリティーを引き上げられても大丈夫なほどの日販(1日の売り上げ)があるお店は現在少ないです。
そんな店舗たちは本部側が『24時間営業を辞めても良いんですよ♪』
と囁いてきても生活が出来なくなるので24時間営業を辞める事は出来ないんですね。
本部はその事を知った上で廃止の選択肢を掲げていると言う訳です。
それを知らない世間は本部が優しい配慮をしてくれている!
・・・と、思ってしまいます。
その事を巧みに利用した本部の意地悪な建前的な極悪選択肢と言う訳です。
24時間営業を廃止できない理由は他にも・・・
そんなこんなで24時間営業を廃止できないオーナーさん達。
さらにその状況下でもどうしても24時間営業を廃止しないと人手不足でどうしようもない!!
というお店もごまんとあります。
そんなどうしようもない状況のオーナーさんは苦しみながら24時間営業を廃止します・・・するとどうでしょう?
周囲は収入が減り生きて行けなくなる事ともう1つの理由で意地でも24時間営業を廃止しません。
そう、24時間営業を廃止したお店は浮いてしまいます。
本部も表面上は態度に出しませんが裏では臭いモノ扱いしていきます。
要するに事実上の使えないオーナーとしてレッテルを貼るという事ですね。
24時間営業を廃止の選択肢を与えると言う罠
そもそも24時間営業を廃止すると言うのならば・・・
『選択肢ではなく全店舗一斉強制24時間営業廃止』
に本部側が決めてしまえば良い事。
わざわざ選択肢を与えている時点で、廃止するオーナーと廃止しないオーナーに分れる訳ですから全く持って嫌らしいシステムです。
完全に本部が用意した罠の様なモンです。
オーナー達にまともなディベートの機会を与えるべき
24時間営業と24時間営業を廃止した場合にロイヤリティーの違いを出さなければ、そりゃ誰でも24時間営業を廃止するのは当然ですが、せめてオーナーさん達にもっとちゃんとした廃止の賛成、反対の討論を出来る程度の選択肢を与えるべきです。
でなければ日本の少子化問題と同じように超高齢化の進むコンビニオーナーの現状から全国コンビニ一斉閉店が近い内に起こる事になるはずです・・・というかもう確実に起こりますけどね(;^ω^)
さらに保育士さんの給与引き上げ問題と同じく、暴利搾取の本部ロイヤリティー引き下げも実行しなければ若手のオーナーも次々と辞めて行くでしょう(実際に自分も辞めたのでw)
まとめと後述
このように現状のコンビニオーナーは24時間営業に対して
【ディベート(討論)する事も出来ない】
【事実上、廃止するかしないかの選択肢も与えられていない】という事。
それを分かって頂きたく記事にさせて頂きました。
【後述】元コンビニオーナーとして新しい道を指し示したい!!
現在苦しんでいるコンビニオーナーさんやコンビニオーナーになりたい!
と思っている方々には同じ立場にいた者として手を差し伸べたい!!
自営業、起業したい!と思っている方は一歩立ち止まって聞いて欲しい。
ネットビジネスで今からでも企業が出来るという事。
ボクも実際に出来た事。
コンビニオーナー時代よりも圧倒的に稼げているという事。
これが現実だからです。